いつもメールマガジンをご覧になっていただきありがとうございます。
1年に1度、当社では来年の寺院業界に何が起こるのかを予測したセミナーを開催しております。
さらに今回はその予測に加えて、次の取り組みのヒントとなるゲスト講師をなんと4名お呼びしております。
浄土宗 龍興院(東京都) 大島慎也 副住職
真言宗御室派 三津寺(大阪府) 加賀俊裕 住職
曹洞宗 松岩寺(宮城県) 小黒澤和常 副住職
NPO法人りすシステム(功徳院)(東京都) 杉山歩 代表
今回は龍興院様と三津寺様についてご紹介させていただきます。
目次
龍興院様のある墨田区は、公営斎場もあり民間斎場もある、設備面で比較されると、お寺が選ばれる理由がなくなってしまうようなエリアです。
そこで龍興院様は2017年から協力会社とともに、龍興院専用の葬儀プランを作られたそうです。
そのポイントは、
①わかりやすい料金(明瞭化)
②模擬葬儀や相談会といった使ってもらうための取り組み
です。
①では、39.8万円という東京都の相場から見ても比較的安価な葬儀の提案をおこなったそうです。
本堂での葬儀であれば、葬儀社でかかるような祭壇に大量のお花を設けることで値段があがったり、
雰囲気づくりのメモリアルコーナーや棺のグレードアップなど、故人への想いを体現するにあたって追加の必要がかかりにくくなります。
また②としては、寺院葬儀のプランを作るだけではなく、知ってもらう、使ってもらうためのイベントを実施しました。
模擬葬儀などを通じて本堂で行う葬儀の意味などを知ってもらい、相談会を通じて具体的な話を進める、といった形です。
当日はさらにどのようなオペレーションでやっているのか、どんな販促をしているのかなど具体的な施策にも踏み込んでいきます。
ここで重要なのは、寺院・ホテル一体型複合施設を加賀住職が取り組んだことではなく、何のために寺院・ホテル一体型複合施設を作ったかが重要です。
当社も加賀住職にインタビューをさせていただきましたが、考えていることは他の寺院と変わりません。「どうしたら本堂を維持し続けられるか」、「どうしたら檀家さんが喜んでくれるか」、「どうしたら地域に必要な存在になれるのか」、ということを最初に考えたそうです。
その中で最適な手段が寺院の上にホテルを作るという「手段」だったということです。皆様にもぜひ自坊に置き換えて、どんな「手段」があるのか、というヒントになりましたら幸いです。
次回のメールマガジンでは、功徳院様と松岩寺様についてご紹介させていただきます。セミナーの参加人数には限りがあり、すでにお申し込みがはじまっておりますのでお早めにお申し込みください。
2026年に向けて寺院経営を考える「寺院業界時流予測」。
時事トレンドや当社お付き合い先データのデータベースから寺院業界の明日を考えるためのヒントを発信します。
【開催情報】リアル開催
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開催日程  2025年12月9日(火)12:30~17:00
開催場所  船井総研グループ 東京本社
サステナグローススクエア TOKYO(八重洲)
〒104-0028  東京都中央区八重洲2-2-1
東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー35階
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【開催情報】オンライン開催
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開催日程  2025年12月18日(木)12:30~17:00
2025年12月23日(火)12:30~17:00
PCがあればどこでも受講可能
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詳細はバナーよりご確認ください