メニュー
×

コンサルタントコラム

  • マーケティング

【葬儀社向け】繁忙期の件数最大化のために取り組みたい、集客事例3選

【執筆者:

まもなく、葬儀社にとっての繁忙期がやってきます。
死亡者数が増えるこの時期は、自然と施行件数も増える傾向にありますが、この繁忙期での件数の伸びが年間施行数全体を左右すると言っても過言ではありません。
そこで今回は、繁忙期前だからこそ実践すべき集客事例をご紹介します。
繁忙期の成果を最大化するためのヒントとして、ぜひご活用ください。

緊急度の高い方の集客を目的とした電話相談誘導

葬儀業界において、冬の繁忙期は年間でもっとも緊急度の高いお問い合わせが集中する時期です。体調の急変や突然の訃報に備えて、すぐに行動が必要なご家族が増えるため、注目したいのが「電話相談誘導」という集客手法です。

電話で直接相談できる入口を明確に打ち出すことで、緊急度の高い方のお問い合わせが期待できます。実際に、ある葬儀社では「電話相談はこちら」と誘導する内容を盛り込んだチラシを折り込んだところ、電話相談件数が約2.5倍に増加した事例があります。

こちらの事例ではチラシのみの打ち出しでしたが、既存会員様に送付するDM、公式HPのトップページ、さらには会館外に設置するタペストリーなど、複数の媒体で「電話相談」を促す仕組みを整えることでより多くの問い合わせ獲得も期待できます。
媒体ごとにデザインやメッセージを最適化しながらも、“緊急時はまず電話”という打ち出しを行うことで、繁忙期における集客力を大きく底上げすることが可能になります。

冬の繁忙期を前に、今一度「電話相談誘導」を軸にした集客導線を強化してみてはいかがでしょうか

紹介施行を伸ばすための施設営業

既存のチラシやWEB広告だけでなく、葬儀社の集客において有効な手段のひとつが「施設営業」です。施設からの紹介施行は弊社とお付き合いのある企業様ですとおよそ0.5~1割ほどですが、施設からの施行獲得を目的とした営業を行うことで、施設からの紹介施行数を伸ばすことが可能です。実際に、ある葬儀社では施行全体の約6割が「有料老人ホーム」「特定施設」「特別養護老人ホーム」といった高齢者施設からの紹介によって成り立っています。

営業の対象となるのは主にケアマネジャーです。営業といっても押し売りではなく、まずは「ご挨拶」として施設を訪問し、顔と名前を覚えていただくところから始めます。いきなり地域の全施設を回ろうとすると負担が大きく、継続が難しくなるため、まずは実際に施行依頼をいただいた施設から訪問し、順次広げていくのが現実的です。

こうして地道に関係性を築くことで、ケアマネジャーが「困ったときはこの葬儀社へ」と自然にご遺族へ紹介してくれるようになります。施設営業は短期的な成果よりも、信頼関係を積み重ねることで中長期的に紹介施行を増やす戦略です。結果的に、チラシやWEBとは異なる経路から安定的な集客が可能となり、繁忙期だけでなく年間を通じた受注基盤の強化につながります。

相談後施行率を上げるための、相談後追客

近年、葬儀の事前相談や会員制度に加入しても、必ずしも施行につながらないケースが増えています。その背景には、複数の葬儀社から相見積もりを取る方が増えたことがあります。つまり、「せっかく相談を受けても施行に結びつかない」という課題が顕在化しています。

この課題を解決する有効な手段が「相談後追客」です。
入会の有無に関わらず、相談いただいた方へフォローの連絡を行い、「その後ご不明点はございませんか」「担当者の説明で不備はなかったでしょうか」と確認を重ねます。ここで大切なのは、無理に契約や入会を迫る“オチ”をつくらないこと。あくまで“確認”と“フォロー”に徹することで、お客様に安心感を与え、信頼を深めることができます。

この追客によって得られるメリットは二つあります。
第一に、思い違いや誤解を早期に解消できること。たとえば費用の理解や式の流れに誤解が残ったままでは、他社に流れてしまう可能性が高まります。第二に、フォローの手厚さそのものが差別化要素となる点です。お客様は「最後まで丁寧に寄り添ってくれる会社」という印象を持ち、結果として施行につながる確率が高まります。

実際に、ある葬儀社では相談後追客を徹底した結果、当日入会に至らなかった方11組から4件もの施行が発生しました。今後も競合によるが加速すると思われる葬儀業界において、施行までつなげるための相談後追客はより重要な施策となります。

まとめ

冬の繁忙期に備えた葬儀社の集客強化には、従来の集客を目的としたチラシやWEB施策はもちろん、チラシ・WEB以外の経路の強化や、相談まで集客したお客様を自社施行につなげるための取り組みも重要です。
既存の手段を磨きつつ、新たな導線を広げることで、繁忙期を乗り越えるだけでなく、年間を通じた集客基盤の強化につながりますので、ぜひお試しください。

全国の葬儀社の最新成功事例が集まる勉強会に無料で参加できます!

プレミアムコンパクト葬経営研究会 10月例会

次回例会は10月9日(木)を予定しております。
場所は≪ 船井総研グループ 東京本社サステナグローススクエア TOKYO ≫にて、リアルでの開催予定でございます。
こちらの例会は無料お試し参加も募集させていただいております!
お席に限りがございますので、お早めにお申し込みをお願いいたします。

□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□
開催日程
2025年10月9日(木・友引前)11:00~16:30
開催場所
〒104-0028
東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲
八重洲セントラルタワー
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□

経営研究会の詳細・申込はこちらから>

コンサルタントのコラムや全国の葬儀社の成功事例が毎週届く!
メールマガジンの登録はこちらから↓↓
メルマガ登録
  • 無料経営相談
  • 講演依頼に関して

  • 通話無料
  • スマートフォン・携帯電話からもご利用可能
  • 受付時間:平日9:45~17:30/土日祝・年末年始を除く
葬儀経営.comサービスメニュー
船井総合研究所|コンサルタント

葬儀チーム

 
 
 
 
 
 

おすすめの記事一覧

執筆者一覧

年月のアーカイブ