葬儀業界ではこの3年ほどで担当制から分業制に変わった葬儀社の割合が、体感ですが1割程度から4割程度になりました。
要するにそれほどこの数年で分業制が進んだと言えます。
分業制となったあとの課題としていくつかありますが、今回は最近よく聞くようになった「プランナー1名あたりの受注件数が月20件」ということについて言及します。
分業制となりしばらく経って、1ヶ月の受注件数を聞いていると気になるのが、プランナー1名あたり月20件受注しているという数値です。
20件ですとおそらくディレクター2~3名で回すことになるので、合計人員数3~4名で20件を回すことになります。
するとどうでしょう、1人あたりの担当件数は5~7件と分業制にしたのにあまり変わっていないということになります。
そこで考えるべきはプランナーの受注効率。
プランナーが月20件から40件までに伸ばすために必ず足かせになることがあります。それが受注後の発注業務。
プランナー1名が40件受注を行っている葬儀社では発注業務を必ず別の方に分業しています。
プランナーが効率よく回ろうとするならば、1日あたりの回転数が重要になります。
そこで行っていることの1つに、夜間の受注を翌日に回すということを行っています。
割と「あたりまえじゃん」を思われるかもしれませんが、これが非常に重要です。
月40件受注となると、勤務日数20~22日なので1日2件程度を平均的に回す必要があります。
1日受注数を2枠とすると、1枠でも余らせると40件には届きません。
なので枠数を3枠にすることといかにこの受注の枠数の稼働率をあげるかということが重要になります。
総施行件数の約3~4割程度が夜間搬送なので、夜間受注を行っていると月40件受注するプランナーを作って100%うまく回したとしても60~70件の月間受注がいります。
となると葬儀社の約2割程度しかこの動きができません。しかも休みの日は別のプランナーかディレクターで対応する必要があります。
そこで夜間の受注も日中に回すことでプランナーの稼働率を上げていく必要があるのです。
しかも夜間は受注がなくなるので、夜間寝台の必須スキルはかなり下がり夜間寝台担当の育成も楽になります。
最後は当たり前のポイントですが、意外とシフトを見てみるとプランナーの人数が日によって多かったり少なかったりしていることもあります。
また休みの兼ね合いが考慮できずに、あるときは誰もプランナーがいないためディレクターが受注にいっているということがあります。
そのためプランナーの常駐状況も加味する必要があります。
いかがでしたでしょうか?当たり前のことから細かいことまでございますがぜひプランナーの受注件数を伸ばす参考になれば幸いです。
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ディレクター1名あたり月12件以上担当する葬儀社は一体何を行っているのか?
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