仏壇店や墓石店がどのような状況におかれているのか、現場の皆様が一番感じていらっしゃると思いますが、当社の方で改めて皆様にもお伝えしたいと思っております。
こちらのコラムでは、時流の部分と今後の経営キーワードについて解説させていただきます。
目次
まず時流についてですが、仏壇店・墓石店業界は「斜陽産業」ではなく「安定期」という呼び方をさせていただいております。
通常のライフサイクル理論だと、斜陽期などがございますが、落ちていったとしても下げ止まりのラインがございます。
仏壇・墓石店は現在の下げ止まりのラインまで来ている中でも業績を上げている企業や地域で生き残っている
企業がたくさんございますので、「安定期」という呼び方をしております。
仏壇店・墓石店で上場している企業は決して多くありませんが、M&Aや樹木葬、終活事業、飲食事業など様々な角度から展開や投資を行っています。
DX化なども進めている中で、アプリやWEB売上は全体の売上の5%程度を占めてきているというデータもあります。
また、直近では霊園事業で上場した会社も登場しました。投資するべきポイントやどこに成長のカギがあるのかを上場企業の動きから分析していく必要があります。
仏壇店・墓石店における重要なKPIに「成約率」というものが在るかと思います。
今までは属人的な営業で、できる従業員とできない従業員、任せきれなくて、経営陣が営業している、なんていうケースも多くはないでしょうか?
そこで当社のお付き合い先の事例では「属人的営業の脱却」というものがございます。特に意識しているのは「ツール類の統一」「営業研修」「仕組み化」の3点です。
仏壇店・墓石店の営業はかつて、「~年以上は現場でやらないと」などいわれることもありましたが、新しい人材を即戦力化する方法も考えていかなくてはなりません。
以前仏壇店では、「年間に2回転する商品をどこよりも多く揃える」といった話が言われていたこともありました。
ただ現在はそこまで在庫を仕入れるのも、在庫品を回転させるのも難しくなってきている中で次は何を考えなければいけないか。「利益率の高く、2回転以上する商品」の仕入れが重要です。
当たり前ですが、自店の一つ一つの商品や利益率をなんとなくで行っているケースも少なくありません。ここで一度立ち止まって細かい話もしていかないといけない時期にきております。
よくいただく質問として、「永代供養が流行っているからなにかやりたいけど何がいいかな?」という話がございます。
樹木葬、納骨堂、納骨壇、永代供養墓など様々な商品を様々な企業が開発しているかと思います。
その中で考えるべきは「消費者が何を選んでいるか」「消費者が何を欲しているか」です。
当たり前だと思うかもしれませんが、業界柄、プロダクトアウトになってしまい、売れていない商品やサービスをみるのもまた事実です。
仏壇・墓石店ヒット事例特集
【開催情報】
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開催日程 2025年9月25日(木)14:00~17:00
開催場所 船井総研グループ 東京本社
サステナグローススクエア TOKYO(八重洲)
〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1
東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー35階
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