葬儀業界の課題として挙げられるのが「人手不足」と「家族葬モデルの同質化」です。複数ホールを運営する葬儀社にとって、スタッフ不足は機会損失を生み、売上にも直結する深刻な問題です。また、スタッフの業務負担が増えると、サービスの質の低下やさらなる機会損失を招きます。
一方で、家族葬ホールの増加により、差別化が難しくなり、価格競争に陥るケースも増えています。このような状況を打破する鍵として注目されているのがAIやデジタルツールの活用です。業務を効率化し、人は「人にしかできない仕事」に集中することで、サービスの質を高める取り組みが進んでいます。本メルマガでは、業務効率化や省人化に成功した事例をご紹介します。
目次
デジタルツール導入事例:「Web問合せ自動追客システム」
ホームページ経由で資料請求を行う見込み顧客に対する属人的な追客方法を改善すべく、マーケティングオートメーション(MA)が導入されるケースが増えています。その中でも、「Zoho」MAシステムを採用したとある葬儀社の成功事例をご紹介します。
この企業では、仮会員登録後にSMSを自動配信し、入会手続きから葬儀施行までほぼ完全に自動化しました。その結果、施行単価91.9万円の依頼をわずか1か月で獲得。このプロセスでは人的アプローチを一切行わず、スタッフの負担軽減と高い成果を両立しています。
SMSの開封率が90%以上と高いため、顧客との接点を確保しやすくなり、効率的な追客を実現。属人的な追客が困難な場合でも、こうしたシステムを活用することで、持続可能な営業手法を構築できます。
AIツール導入事例:「引き継ぎ書生成AI」
スタッフ間の情報共有を効率化し、顧客対応の品質向上を実現するために「引き継ぎ書生成AI」を導入した事例をご紹介します。このツールは、スタッフが顧客との面談内容を録音し、要点を自動的にまとめる機能を持っています。
・ヒアリング内容の自動記録
顧客との面談内容を正確に記録することで、手作業によるミスや「言った言わない」のトラブルを回避できます。
・業務時間の削減
従来1時間以上かかっていた引継ぎ作業が30分程度に短縮された事例もあり、その分を他の業務やサービス改善に充てることが可能になりました。
・サービス力の向上
確保した時間を活用して、お客様の声をより深く傾聴することで、満足度の向上に繋げています。
こうしたAIやデジタルツールを活用すれば、効率化による時間創出だけでなく、売上機会の最大化にも寄与します。1月開催の「葬祭業向け時流予測セミナー2025」では、さらに多くの成功事例を余すところなくお伝えします。ぜひご参加ください!
☆2025年葬祭業界のメガキーワードを徹底解説
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開催日程
2024年1月30日(木)14:30~17:00
開催場所 船井総研グループ 東京本社
サステナグローススクエア TOKYO(八重洲)
〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1
東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー35階
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