今回は高収益化に成功した、ある葬儀社様での成功事例企業紹介。
成功事例の内容としては、売上は変わらず営業利益率が1%から11%増加した成功事例です。
そして、コスト削減&値上げの考え方についてお伝えできればと思います。
目次
ある企業様では、営業利益が1%から11%という結果となりました。葬祭業の場合、箱物ビジネスということもあり
固定費を含めた一定の損益ラインを越えると各段に営業利益が上がる傾向があります。
こちらの企業様ではコロナで一時期は売上が下がったにも関わらず、このような成果を達成されております。
今回は、その要因に迫りたいと思います。
一時期はコロナで単価が50万以上下がってしまう時期がありました。
そのタイミングから大きく行ったことと、変化した数値について簡単にお伝えします。
まずは粗利率。こちらは商品内容の見直し及び値上げを行いました。
その結果、粗利率は5%も1年で変化することになりました。
次に、販管費の部分ですが、仏壇・墓石店の店舗を閉鎖し、本社集約することになりました。
結果売上は若干落ちたものの、家賃を含めたその他経費は下がることになり事業PLでは、黒字に好転することに。
そして、最後の業務改革です。既存の業務体制からデジタルを含めた業務体制に移行。業務体制ではバックオフィスも含めた
改革を推進することにより、人時生産性は120%アップ、残業時間は20%減、有休取得日数は2倍となりました。
まず、コスト削減と聞くとあまりいい印象を受けない方もいらっしゃるかと思います。
ただし企業が高収益化してためには重要な戦略の一つです。コスト削減を要素別にわけると大きく下記の通りです。
①効率化の追求: 業務プロセスの見直しを行い無駄を削減します。例えば、作業フローの改善や自動化の導入によってコストを削減することが可能です。
②仕入れコストの見直し: 材料費などのコストを削減。
③人件費の最適化: 業務の外注化、フリーランスの利用、一時的な人員削減などにより、固定的な人件費を削減。
④エネルギーコストの削減: 照明や空調の管理などエネルギー消費を削減します。
ただし、
過度なコスト削減は、従業員の士気低下や品質低下を招く可能性がありますので注意が必要です。
そして値上げについても、なにも考えなしに値上げをしてしまうと、顧客離れや市場競争力を失う可能性があります。
そのため、コスト削減と値上げいずれも必要なことは、
顧客視点を持ち、短期的な利益追求ではなく長期的な成長と顧客満足を念頭に置いて判断することが重要です。
コスト削減と値上げの戦略をうまく組み合わせることで、企業は競争力を維持しながら、持続可能な成長を実現することができます。
今回、コラムでご紹介させていただきました内容に加え、実際に高収益化を実現している企業の成功事例や
実践ワザをご紹介させていただきます!
コスト削減・値上げ戦略にご興味がある方は、是非ご参加くださいませ。
原価高騰、人件費増、電気代高騰という市場環境の煽りを受けている葬儀社も少なくないかと思います。
このような時流に対応するために値上げなどで単価をアップさせる+コストを極力削減するということがこれからの経営において必要になってきます。
このセミナーでは、①賃料の適正化②すべての納品書・請求書の一元管理によるコスト削減③AI活用による作業時間削減などの事例をお伝えいたします!
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開催日程 2024年9月26日(水)10:00~12:30
開催場所 船井総研グループ 東京本社
サステナグローススクエア TOKYO(八重洲)
〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1
東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー35階
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