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25年振りの新規出店にも関わらず、たった1年で単店施行件数は138件。そして、 直葬・1日葬の比率が65%以上にも関わらず、売上1億円と聞けば、耳を疑う経営者の方も多いのではないでしょうか??
神奈川県横須賀市に拠点を置く、有限会社辰若商店様では実際にそのような成功事例を生み出されております。
辰若様は元々、新規出店前は280件程度の専門葬儀社様です。
それが2020年3月の出店を機に、今期では450件の見込みとなる葬儀社に急成長をさせております。
今回の出店でポイントなったのは下記3点。
・直葬・1日葬が増えても成り立つオペレーション効率を意識した会館設計
・直葬・1日葬の打ち出しを中心とした販促戦略
・直葬・1日葬でも単価が成り立つ商品設計
こちらについて解説していきたいと思います。
まず、ポイントとなるのは会館の稼働上限を上げる安置室を確保する事です。辰若様が出店した会館、エニシア佐原店では、安置室が2部屋。その内1つが面会・お別れ式が出来る安置室。もう一つ安置室は冷蔵庫を用意し、そこには4体安置が可能です。式場まで入れると、合計6体安置する事が可能です。直葬・1日葬がメインの客層となると、稼働率がポイントになりますので、安置の受け皿を持つことは必須といえるでしょう。
また、会館の施行が入った時にでも事前相談を取り逃さないように、別入口からから入る事が出来る相談室を設けております。そして、施行担当者が施行発生していない時もずっと会館にいる事は効率が良くないので、基本的には会館にはパートさんに常駐していただき、事務作業をやりながら、ご来店頂いた方の内覧の案内、そして簡単な事前相談などの対応をしていただいております。
オープン前の2020年の年初め時点ではまだ主流が家族葬だった事もあり、オープン前の販促活動の告知の打ち出しは、家族葬をメインに打ち出しておりました。しかし、2020年3月。ちょうどエニシア佐原店のオープン月のタイミングでコロナが急激に蔓延したせいもあり、急遽オープンイベントを中止。そして、そこから急激に直葬・1日葬が加速的に増加するようになります。
それからは、折込チラシなどの打ち出し方を家族葬から直葬・1日葬の打ち出しへシフト。例えば、折込チラシで価格を打ち出すとしても、直葬の価格を打ち出すなどです。その他にも、地域イベントとして人形供養祭、映画上映会、家族葬セミナーなどコロナ対策を実施しながら販促活動に取り組んできました。
その結果、オープンイベントなしでも1年で新規会員入会件数は200件に。
まず当たり前の事ですが、辰若様では商品設計として1日葬・直葬それぞれのプランと専用パンフレットを用意しているという事です。
そして、会葬人数に比例する商品などは減少する事は避けられないので、故人様を中心と置いた商品提案に重心をおいております。例えば、湯灌などが挙げられます。
重要なことは、「直葬=安い商品を求めているお客」と決めつけるのではなく、直葬の中でもお客様がどのようなお別れをしたいのかをきちんとヒアリングする事です。
また1日葬・直葬においてはお別れの時間、そして故人様とお過ごしする時間が家族葬よりも短いです。だからこそ、限られた時間の中で、後悔のないお別れの仕方をご提案されております。例えば、式場にプロジェクターとスクリーンを完備しているので、そちらで思い出写真のスライドショーを投影したりなどの付加価値提案をされています。
以上となります。
今回ご紹介させて頂きました、辰若様ですが、今回取り上げさせて頂いた内容はごくわずかです。それ以外でも、驚くべきような事例をたくさんお持ちです。
そんな辰若様がゲスト講師としてご登壇いただくセミナーが5月に開催決定しました!
将来的に直葬・1日葬が増加していく事は明白です。
今回のセミナーでは、これからの葬祭業に求められる出店業態についてヒントがわかる
1日となるかと思います。是非、お早めにお申込みくださいませ。
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◆開催概要
マーケティングフェア2021出店初年度から施行130件達成
開催日時:
2021年5月22日(土)友引 13:00~16:30
2021年5月27日(木)友前 13:00~16:30
2021年5月28日(金)友引 13:00~16:30
※全日同じ講座内容の配信となります
参加費:
一般価格40,000円 (税込44,000円)/ 一名様
会員価格32,000円 (税込35,200円)/ 一名様
当日はZoomを利用し、オンライン開催をさせていただきます
▼お申込みページはこちらから
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/071329
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