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コンサルタントコラム

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葬儀社が新規出店する際における販促費の捉え方

【執筆者:

本日は新規出店のおける販促費についてはお伝え出来ればと思います。

 

実際、去年だけで式場数は約20式場以上出店をお手伝いさせて頂いてきました。

 

出店を行う際には、「出店販促費用」として

大体1店舗あたり500万~700万程度の予算を設けております。

結果論ではありますが、売上対比で言えば10%~12%程度。

 

この数字を見た時に、

単店でそこまで販促費をかけるのか?と思われた方もいらっしゃるかと思います。

 

しかしながら、

初年度から100件を超えている企業様に共通して言える事は

必ずオープン前からオープン後にかけて販促費をきちんと投資している事です。

 

なぜ、ここまで販促費をかけるのかと言えば、答えはシンプルです。

 

それは、その店舗に「認知度」がないため。

当然ですが、認知度がなければ施行は入ってきません。

そのため、認知度を高めるために投資を行うという本当にシンプルな事なのです。

 

ただ、気になるのは

その販促費をどのように使用しているかという事かと思います。

 

大きく占めているのは、まだ折込チラシです。

 

ただ、初年度から100件以上施行を行っている会社様では、月20万程度

WEB媒体に投資を行っております。

 

なぜ、WEB媒体に投資を行っているかという話は、

ポータルサイトの挙動を見れば、年々WEB客層が増えてきている事が明白となるかと

思います。

 

具体的に言えば、WEB媒体への投資は、リスティング広告となります。

 

折込チラシで言えば、繁忙期にもなると月3回から4回

エリアを絞り、折込を行っております。

 

その他、細かい部分は割愛しますが、大きく販促費を占めているのは

この2つの媒体となります。

 

それらが重なり、先ほど記載させて頂きました、500万~700万を

単店販促費の一つの目安としております。

 

次に気なる事は、初年度以降の販促費はどのくらいかけるのか?という事かと思います。

 

そこで意識していただきたい事は、シェア率です。

 

それは、商圏内におけるシェア率がある程度獲得できているのであれば

販促費を抑えていきます。

※目安は1番店シェアと呼ばれる26%~31%。

 

販促費を抑え、その店舗の利益率を意識していく事が次の段階になるでしょう。

 

理由としては、シェアが3割近くまで取れているとなると、

そこから急激に件数は伸ばしていく事は難しくなります。

 

そのため、次の別商圏への進出を考えた方がよいと捉えます。

 

基本的には、ドミナント出店を行っていく事が前提となりますが、

最初に出店した店舗の販促費を抑える代わりに、次の店舗での販促費用を

またしっかりとかける。

 

という発想を持っていただければと思います。

 

先に出店した店舗で、利益がきちんと出ていれば、

その店舗はドル箱となり、次なる投資もできるようになります。

 

まだ、商圏におけるドミナント出店を行い、商圏内の店舗数が増えるほど

WEB集客に関しても優位性が出てきます。

 

そのため、これから出店を考えている方は、

是非、新店舗の販促費の捉え方を意識して頂ければと思います。

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船井総合研究所|野町惇斗

マネージャー
野町惇斗

新卒から入社し、エンディング業界をメインにコンサルティングを実施。支援先は葬儀社をメインに、仏壇、墓石店にもコンサルティングを実施している。現在は、ライフイベントグループの責任者となり、お寺・和装・ブライダル・花屋・美容室業界などのメンバーとともにコンサルティングを行う。

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