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コンサルタントコラム

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葬儀社がデジタルシフトで生涯顧客単価を高める方法とは?

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こんにちは。今号のコラムでは「デジタルアセットマネジメントで生涯顧客単価を高める」というテーマでお送りさせていただきます。

 

さてあまり見慣れない言葉である「デジタルアセットマネジメント」とはなんなのか、疑問に思われた方も少なくないと思います。デジタルアセットマネジメントとは写真・イラストやテキストだけではなく、ビデオ、カタログ、グラフィックデザイン・・・などの様々なコンテンツのデータを一元管理し、情報を共有することでデータの重複をなくし、検索やデータの再利用を行いやすくしたものです。上記のコンテンツのデータ(=デジタルアセット)を管理(=マネジメント)すると覚えると覚えやすいでしょう。

ではなぜこのデジタルアセットマネジメントを行うことで生涯顧客単価を高めることができるのでしょうか。ポイントは葬儀後に行うことにあります。

 

葬儀自体、何度も体験するものではないのは言うまでもありません。しかし葬儀後も同じく、何度も体験するものではありません。つまりご家族様は「どうしたらいいかわからない」。そして葬儀社は、ご家族様がその「どうしたらいいかわからない」という入口に立つ、ところまで実は寄り添っているのにもかかわらず放置しています。お手伝いしても49日法要のみ。ご葬儀後にはご家族様は手続きの変更や住宅関連など、いろいろ行わないといけないのに、です。さてここをマネタイズできれば、さらにご葬家様から自社へ頂ける利益が増えますのは間違いありませんよね。そのために役に立つのがデジタルアセットマネジメントです。

 

ご葬儀の打ち合わせの際に当たり前のように聞いているご家族様の家族構成。実は税理士や司法書士、ないしは不動産会社のような他の業種からするととても喉から手が出るほど欲しい情報なのです。問い合わせを受けて、信用関係を築いて、それから・・・といった具合に非常に労力がいります。葬儀社は葬儀後の営業をするにも、この情報を把握していることが一番の強みになります。つまり葬儀の時に聞いた情報で、ご家族様に合わせた葬儀後の提案ができる。これをスムーズに可能にするのがデジタルアセットマネジメントです。そして生涯顧客単価を高めるために、すなわちアフターの受注額を高めるために、すでに聞いているご家族様の情報をもとにシームレスにご家族様に最適な提案を行うことができます。つまりアフター営業の受注額を高めるための、そしてマネタイズするための家族情報を、葬儀社はお葬式前後まで含む、情報の一元管理で簡単に行えてしまうのです。そのデジタルアセットマネジメントが、別の受注者によるご葬儀時の提案やアフター専任者によるアフターの最適な提案を可能にすることができるのです。

 

 

ぜひ葬儀の単価の増減だけに縛られることなく、こういったお客様情報という資産をそのほかに活かすことでさらなる収益ポイントを作ってみてはいかがでしょうか。2000件程度やっているある東京の葬儀社では、火葬や家族葬は、実は相続の相談などが多い傾向にあると仰っていらっしゃいます。皆さんも競合激化、葬儀単価下落時代のさらなる収益ポイントの創出のためにデジタルアセットマネジメントで生涯顧客単価を高めてみてはいかがでしょうか。

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船井総合研究所|赤荻透

チームリーダー
赤荻透

北は青森から南は福岡までの葬儀社ご支援実績。特に東北や関東から中部エリアのご支援先が多く、ご支援先の規模は年間施行件数60件の葬儀社から1200件の葬儀社まで。
ご支援は、他社事例をご提案させていただきながら会議にて行うことを決定。実行するために業務内容や優先業務を整理し、スタッフのご意見もいただきながら進めていくスタイル。小さな成功体験を積み重ねながら、自発的に営業を行えるような組織づくりに定評がある。

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