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コンサルタントコラム

葬儀社は生産性向上に向けて業務効率化を行おう

【執筆者:

皆様こんにちは。船井総研の大道でございます。いつも葬儀経営.comをご覧いただきありがとうございます。

今回は「 当たり前をやめて業務効率化を図ろう 」というタイトルでお伝えいたします。

 

最近、働き方改革関連法案の施行直前で色々と業務の見直しをかけることが多いです。

見直しの工程として、業務内容を追いかけ、気になる業務が出てきた際に、「これはなぜこの方法なのですか?」とヒアリングをさせていただきます。

しかし、これに対する返答として「ずっとそうやって来たから」という“当たり前化”した回答が非常に多いことが非常に危険だなと感じています。

 

元来、細かなオペレーション一つとっても「なぜその方法でやるのか?」という理由が存在します。これを理解せず、作業として覚えていると、時代の流れや人員体制、業務間連携が変わるに伴い不要となった業務をいつまでも変化させないままになってしまっていたり、もっとベストなやり方があるにも関わらず旧来の方法続けいたずらに時間を奪ってしまっていたりする事象が往々にして起こってしまいます。

 

こういった当たり前化をなくすために見ておくことは3つです。

1.何故今のやり方なのか?

2.その業務のやり方はマイナスを生み出していないのか?

3.今以上にいい方法はないのか?

 

例えば、あるお客様では葬儀料金の支払いの半分以上が来社型です。

元々は訪問して集金をしていましたが、上記の1~3を振り返った際に

1.もともとは会館での葬儀が少なく、自宅葬を行った際の物品の回収なども兼ねて、葬家に集金に行くのが当たり前だったため

2.集金のために訪問をしないといけないことで件数増にともない移動時間が大幅に増え働き方に無駄が多い。また、本社がアフターサロンの機能をもっているため、来社の方が、アフター受注率が高いにも関わらず訪問して集金をしているためアフター売上を作る機会ロスをしている

3.アフターサロンで葬儀後の説明ができ、商材のギャラリーともなっていることを伝え、来社で支払いをしてもらう方がお客様にも自社にもメリットがある

という話になり、積極的に来社を推奨したところこのような形に変化しました。

 

結果として、移動時間の大幅削減、アフター売上の増加というプラスを生み出しました。

ほんの少しの思考が会社に大きな利益を生み出したのです。

 

皆様の会社はいかがでしょうか?

当たり前化して本質を追いかけることができていない業務がまだまだあるのではないでしょうか?

 

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船井総合研究所|大道賢作

マネージングディレクター
大道賢作

冠婚葬祭・写真館を中心とするライフイベントビジネス、美容室や和装事業などのライフスタイルビジネスの部門責任者。
管轄の領域に関しては規模問わず数多くのクライアントを受け持ち、全国各地でわかりやすく実践しやすいコンサルティングを行っている。
また、各業種にて、マーケティング、人材開発、組織づくり、理念浸透、コールセンター、業務改善、DX化推進など幅広いテーマに対応している。
クライアント企業からみて第三者であるコンサルタントという立場だからこそ、「 常に最終責任者であれ 」という、尊敬する先輩コンサルタントから入社当初に教えられた意識を常に持ち日々経営支援に取り組んでいます。

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