こんにちは。船井総研の野町です。
先日、全国から90社以上もの葬儀社が集まる、
プレミアムコンパクト葬経営研究会において、WEB講座を設け皆様にお伝えさせて頂きました。
WEB対策と聞くと、
「うちの商圏ではまだまだチラシだけしか反応がないよ」
と思われる方もいらっしゃるかと思います。
ですが、今や日本一葬儀件数を行っているのはポータルサイトを運営している会社様です。
※実際には施行しているわけではないですが。
そこで、ポータルサイトを運営している会社様をピックアップし、
媒体を含めどのように集客を行い、どのようなサイト構成で、尚且つどのような顧客管理を
おこなっているのか専用のソフトを使用しながら調査することにしました。
本日は、その中でも「集客」にテーマを絞り、お伝え出来ればと思います。
結論から言えば、
地域の葬儀社がWEB対策として今後行っていく際に意識しなければいけないポイントは
大きく3つです。
①SEOで上位に上げていくためにはブログなどの更新コンテンツ必ずHP内に設ける。
②更新コンテンツとして取りあげていくのは、Knowクリエキーワードを加味したテーマをページに作成していく。例)○○市 葬儀 風習など
③PPC(クリック報酬型広告)を行う場合は、必ずDoクリエキーワードを中心に広告を実施する。加えて指名キーワードを盛り込み広告を実施する
※Knowクエリ:ユーザーが何かを知りたい、疑問や悩みを解決するための情報を得たいなど知識キーワード(例)会葬マナーなど
※Doクエリ:ユーザーが何かをしたい、何かに対してアクションを起したいなどのキーワード(例)大阪市 家族葬など
※指名キーワード:自社の名前などの事を指すキーワード
まず、調査においては
各社ともどのようなチャネルで集客を行っているのかという事を調査した結果
全ての会社様がオーガニック検索(いわゆる自然検索)からの流入がほとんどでした。
次に、オーガニック検索の中でもどのようなキーワードで検索をされているのかという事を把握するために各社とも上位50キーワード(葬儀キーワードに限る)をピックアップして調査した所、
Knowクエリが圧倒的に多く、Doクエリが少ないという結果になりました。
つまり、オーガニック(SEO)でアクセス数を増やそうと思うと、
knowクエリのキーワードである項目をサイト内に入れ込み包み込んでいく必要があると言えます。
※Knowクエリ:ユーザーが何かを知りたい、疑問や悩みを解決するための情報を得たいなど知識キーワード(例)会葬マナーなど
※Doクエリ:ユーザーが何かをしたい、何かに対してアクションを起したいなどのキーワード(例)大阪市 家族葬など
他の媒体の内容もご紹介もしたい所ですが、
次にご紹介するのは、PPC(クリック報酬型広告)です。
こちらに関しては言えば、既に取り組まれている会社様も多くいらっしゃるかと思います。
どの商圏でも「家族葬」などのキーワードをWEB上で検索してみると
上位に広告が表示されるかと思います。
それがどのようなキーワードを流入しているのかという事をオーガニック検索と同じように上位50キーワードを調査しました。
その結果、
Doクエリが圧倒的に多く、Knowクエリが少ない。
また、指名キーワードが上位に来ている傾向がある。
つまり、PPCでクリックを狙っていくためには、Doクリエのキーワードを狙っていく必要がある。また指名キーワードを広告キーワードとして盛り込んでいく必要があると言えます。
今回は、大きく集客の中でも
「オーガニック検索」と「PPC」に絞りお伝えさせて頂きましたが
「オーガニック検索」で言えば
そもそも、自社のHP内に上記の内容を訴求できる更新コンテンツが必要となってきます。
「PPC」で言えば、当たり前のことかも知れませんがDoクリエのキーワードを中心に広告を実施していく必要があります。
その後、実際のコンバージョン(資料請求や電話など)を獲得するには、
サイト構成などの内容が必要です。
WEB対策を考えられている方は、
目的別にknowクリエキーワードとDoクリエキーワードを見極め
取り組みを行って頂ければと思います。