こんにちは。船井総研の野町です。
1月には、お付き合い先の中でも数社様程度、経営方針発表会を開催していらっしゃいました。経営方針発表会を開催する時期は会社様によって、様々ですが、1月の年初に開催する会社様と期末に開催する会社様の2つのパターンに分かれるかと思います。
そして、葬儀業界の経営者が全国から90社以上集まるプレミアムコンパクト葬経営研究会の中でも、徐々に経営方針発表会を開催する会社様が増えてきたように思えます。
皆様の会社様ではいかがでしょうか?
経営方針発表会を開催する目的としては、
①会社の理念(考え方)の浸透
②未来ビジョンの共有
③ビジョンに向けた事業プランの共有
④今期実績の振り返り
⑤来期事業プラン・重点施策などの共有
のなどが主な内容かと思います。
上記の内容を伝える対象は従業員様はじめ関連パートナー企業(金融機関など)にも伝える事で、今後の展開に対しての方向性を指し示します。
実際、金融機関様などをお呼びする理由も今後、出店などの際に融資への布石です。
当然、好条件での借入を行うためには定量的な財務の問題もございますが、
自社の内容と方向性を伝えれるいい機会となるでしょう。
しかしながら、経営方針発表の開催を行うにあたって、直近の事業方針をただ伝えればいいというものではありません。直近の事業戦略は、将来のビジョンと紐づき設計していく事が重要となります。
船井総研のお付き合い先で経営方針発表を行っている会社様の多くは、10年後の未来の状態を綴った「10年物語」を作成されております。こちらは船井総研でも作成しているものです。そこから、3年毎の事業プラン、直近3か年の事業プラン、来期の重点テーマなど、10年後の姿から逆算した形式で作成されております。
つまり、その事業戦略が何のために行うのか。そしてどのタイミングでどのような事業戦略を描くのか。
その未来を見えているか・見えていないかで会社の成長は変わってきます。
成長は何も事業拡大だけの事柄だけではありません。昨年では、お付き合い先の中でも3社様ほどM&Aをお手伝いさせて頂きました。
事業売買も選択肢の一つ。
事業売買を考えているならば、どのような形で行うのかを未来の着地として考えていくべき。
つまり、どの選択の未来も会社様によって様々です。
重要な事は、その「未来」を考え、動けているかという事。
是非、皆様の会社でも、その形の一つとして
経営方針発表を開催してみてはいかがでしょうか。