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今年も寺院業界の時流予測の時期がやってきました。
船井総合研究所では、2024年に起きた寺院業界の出来事を元に、来年にどんなことが起きるのか、どんなことをお寺はするべきなのか、という提言を行っています。
さらに今年度は、ミナミの観音様でおなじみ、三津寺様をゲストに迎え、寺院業界の来年取り組むべき内容を一緒に考えてまいります。
そして今回は時流予測に関してお話する予定の内容について少し記載します。
今回時流予測にあたって、2024年に起きたことを復習します。
2024年には①永代供養墓地の増加、②宗教法人の透明性への疑念、③寺院のデジタル化の3点が大きな動きがありました。
①永代供養墓地の増加
2010年代後半から樹木葬の勢いがすさまじいものとなり、1,000件を超す霊園数となりましたが、2024年度は納骨堂や、樹木葬の進化形態も登場し、さらに数が増えていきました。例えば、古墳の形をした樹木葬や、デジタルサイネージを活用した納骨堂などです。
②宗教法人の透明性への疑念
多くの宗教法人が今年度は”お金”の問題でニュースになりました。横領や脱税などが話題になり、それを助長するような宗教法人ブローカーの存在も明らかになりました。それによる宗教法人への風当たりの強さと、透明性への疑念が大きく高まる年となりました。
③寺院のデジタル化
SNSを使う寺院は増えてきているものの、基幹システムの導入や、AIの活用などをする寺院も増えてまいりました。システム会社側も宗教法人向けのフォーマットを用意するなど、寺院業界のデジタル化も進みました。
2024年のトピックは大きく3点とご紹介しましたが、2025年には①永代供養墓地の新しい商品の登場、②宗教法人の透明化、③寺院のDX加速が起きていくと考えております。
①では全国でも様々な形の商品が登場していますが、より安価で手に入りやすい商品が登場することでしょう。
②の透明化は
収益やお寺の税務など、いわゆる一般企業に求められる財務3表のような透明性が来年は求められると考えます。
③では今年度にもありましたが、より加速度的に進むであろうという予測です。AIを実際に活用している寺院では、複数のプロンプトを使い分けるようなところもあります。システムにおいても今まで寺院が苦手としてきた顧客の管理の部分を徹底し、事業者に負けないようなサービス提供を行う寺院も登場しています。
いかがでしたでしょうか。次回のメルマガではゲストである三津寺様の事例をご紹介します。
来年の寺院業界の動向、そして最新の成功事例を徹底解説!
今回は特別ゲストとして、寺院業界で話題の「寺院・ホテル一体型複合施設」を運営されている大阪府の三津寺住職 加賀 俊裕氏にご登壇いただきます!
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開催日程
2024年12月18日(水)14:30~17:30
開催場所
船井総研グループ 東京本社 サステナグローススクエア TOKYO(八重洲)
〒104-0028
東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲
八重洲セントラルタワー35階
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