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コンサルタントコラム

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【無料寺院経営コラム】直近5年で500件の檀家増に成功したお寺の経営戦略3つのポイント

今回は「直近5年で500件の檀家増に成功したお寺の経営戦略3つのポイント」と題しまして、寺院経営の事例レポートをお届けいたします。

今回ご紹介するのは、
・人口6万人の町で、直近わずか5年で檀家数を500件増やす
・自前での集客(チラシやホームページなど)で年間100件以上の墓地契約を取得
・年間60件以上本堂でのご葬儀を自坊スタッフと葬儀社と連携して施行
・これらの取り組みを正職員2名+パートスタッフ5名で運営
と、地域でも多くの方に喜ばれる寺院作りを通して、大きな実績をあげている、愛知県愛西市の大法寺様の取り組みをご紹介いたします!

〇大法寺のプロフィール
創建は1550年頃。1977年に本堂が焼失し、しばらく放置されている状態となっていたが、現住職である長谷雄蓮華様が、1996年の住職就任後、プレハブで仮説の本堂を建設。自坊の再興を目指した取り組みを進め、檀家数ゼロから、現在は檀家数1,300件を超える。

お寺の再興を実現した3つのポイント

現住職の長谷雄様のヒアリングを通じて、先述のような実績を生み出すポイントが見えてまいりました。具体的には下記の3点となります。

※画像「0420コラムMV」を追加

では、それぞれの取り組みについて、解説してまいります。

1、多く収入が確保できる「樹木葬」「寺院葬儀」に集中

大法寺様では、現住職である長谷雄様が引き継いだ際には檀家様がいらっしゃらなかったこともあり、まず「自前で収入源を作っていくこと」を意識されておりました。

その意識は、現在の取り組みに落とし込まれており、実際に全収入のうち、「自坊のスタッフで造設・販促・接客して販売している樹木葬」と「自坊のスタッフで搬送、販促をしている寺院本堂を利用したご葬儀」の2つの寺業で7割を超えております。これら2つの寺業は、投資しても十分リターンがあるモデルになるよう、考えられたものです。

具体的には、「樹木葬」は、
・造設・区画づくりが低価格でできるため、手元の現金が少なくスタートしやすい(高粗利)
・1区画で占有する土地の広さ当たりの売上が一般墓地よりも引き上げやすい(生産性が高い)
・自坊で販促・営業をしているので、紹介料などを支払わずに済んでおり、多く収入が確保できる
という3点が取り組むメリットとなっております。

加えて、「寺院本堂を利用した葬儀」は、葬儀社と提携し、打ち合わせ、受付対応などを任せており、大法寺様では枕経、搬送、葬儀の読経、法事のお打合せまで対応する、という形をとっております。

※画像「0420コラム」を追加

提携先には、1件につき料金の3割程度を支払うかたちをとっている一方で、お客様に向けてはお布施含めた総額で葬儀が低価格でできると評判となっております。そのため、葬儀社様からお呼ばれでご葬儀を施行するよりもより多く寺院側で収入が確保できるモデルとなっております。

これら「寺業」における商材作りの観点から、自坊が意識的に収入を「自前で作る」ようにされている点が非常に優良な点と言えます。なぜなら、この取り組み自体は「檀家様が多くないお寺様でも十分取り組める」からです。

2、地域内の認知度を最大化するための広告施策

大法寺様が大きく発展した要因は、商材づくりだけではありません。「多くのご新規様を獲得する施策を継続的に実行したこと」も挙げられます。

大法寺様は、ご新規様:既存の方(お檀家様などから頂く収入)の割合が6:4の比率となっており、持続的にご新規様がお寺様に入り続けております。ご新規様の8割は樹木葬をお買い求めになった方で、さらにそこからご葬儀や「縁切り祈願」のご依頼につながることも多く、リピート数が多くなっております。

大法寺様では、こういった「ご新規様」の獲得のために、新聞広告への出稿や地元のラジオ番組の制作・住職のご出演といった販促施策を実行し、地域の認知度を拡げつつ、樹木葬や葬儀などの問い合わせにつなげております。

3、寺務の「分業化」と「明文化」で僧侶が動ける時間を捻出

さらに特筆すべき要因として、「各種寺務やお寺でご案内していることの明文化」を通じて、お寺のスタッフを早期に即戦力にできたことが挙げられます。

大法寺様は、2名の正職員(住職+寺務長)と5名のパートで運営をされておりますが、それぞれ役割が明確になっております。

住職…経営意思決定、僧侶としての活動(法務など)
寺務スタッフ…問い合わせ・相談対応の中心、寺院や住職の事務(日程調整など)対応
寺務パート…問い合わせ対応、経理などの事務

住職である長谷雄様は、檀家様の対応ともしものときの対応(多くの場合は収入が多く頂ける僧侶としての活動)に集中できるため、僧侶だけが対応できる法務の収入最大化を実現できております。また、大法寺ではスタッフだけでも運営ができるよう、「こういう質問・相談があったら、こう答える・対応する内容」も明文化され、誰でも対応できるようになっています。

※これらの明文化を実践するためのレポートも下記にてまとめております。
https://lp.funaisoken.co.jp/mt/sougikeiei/j-dlgo01-dl.html?txt=jimunoshikumika2021

これら3つのポイントをおさえていただくことで、大法寺様は、毎年多くの人が集まり、新たなご縁を結び続け、護持発展を続ける寺院になれました。

このように、寺院の持続可能な経営を実現することは、ポイントをおさえて取り組みをすれば、そこまで難しくありません。今回のレポートをお読みいただいた上で、ぜひ初めの第一歩を踏み出してみてください。貴山のご発展に少しでもお役立ちできましたら幸甚に存じます。

〇【オンラインセミナー】自坊の護持発展のヒントをまとめてお届けいたします!

今回ご紹介いたしました、大法寺の住職、長谷雄蓮華様をゲスト講師にお招きし、住職ご自身から、大法寺のこれまでの歩みや大法寺発展のポイントをお話しいただき、寺院様の「持続可能な経営を実現」するヒントをお伝えするオンラインセミナーを開催いたします。

◇セミナー概要
〇日程 ※各回それぞれ、同じ内容です。ご受講可能なお時間を1つ自由にお選びください。
・5月23日(月)13:00~16:30
・5月31日(火)13:00~16:30
・6月7日(火)13:00~16:30

〇開催形式:テレビ会議システム「Zoom」を使用したオンラインセミナー
※ご自身のお顔は一切移りませんので、他の寺院様に受講していることを知られずにご受講いただけます。また、どこにいてもインターネットにつながっているスマホかPCがあればご受講いただけます。移動しながらのご受講も可能となっております。

〇ご受講特典
・寺院専門のコンサルタントによる無料経営相談(最大1時間、本来は1回20万円)

ゴールデンウィークも明け、宗門の集まりや地域の仏教会の集まりも少しずつ再開されていく中ではございますが、ご自坊の発展のヒントを学んでいただき、少しでもよりよいお寺づくりを進めていただけますよう、精一杯のノウハウをお届けしてまいります。お申し込みをお待ちしております。

 

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