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コンサルタントコラム

  • 永代供養・樹木葬

樹木葬を始める前にわすれてはいけない3つの「事前準備」

そろそろお彼岸の時期に近づき、空気もすっかり秋めいてきたと感じる今日この頃でございます。

さて、「樹木葬を始める前に忘れてはいけない3つの事前準備」
と題しまして、コラムをお届けいたします。

こんな方にぜひ読んでいただきたいコラムとなっております。
・樹木葬をこれから始めたいが、何から始めればよいかわからない方
・最近よく「樹木葬」と聞くが、何をすると失敗しないのか知りたい方

本コラムの最後に「寺院様向け樹木葬立ち上げセミナー」のご案内もございますので、
ぜひ最後までお読みください。

樹木葬を始める前にやっておきたい「3つの事前準備」

弊社では、これまで50霊園以上の樹木葬霊園の立ち上げ実績がございますが、
進める中で「これだけは!」と必ずやっていた「3つの事前準備」について
まとめました。

直近も、樹木葬霊園の造設がありましたが、事前準備のおかげもあり、
・開発費用50万円で1000万円の収入を実現
・樹木葬霊園オープンイベントの集客数が50組超
と、ご寺院様にとって非常にうまくいった事例がございます。

では、樹木葬を始める前にやっておきたい「3つの事前準備」とは、いったい何でしょうか?

具体的には、

・追加開発可否の確認
・周りの霊園の調査
・収支計画の作成

の3つでございます。

それでは、それぞれ具体的に解説いたします。

事前準備① 「追加開発可否の確認」

まず、ご自坊に、墓地の開発がそもそも可能な敷地があるか、
を確認する必要があります。

境内墓地がすでにある場合
「墓地、埋葬等に関する法律」(通称墓埋法)が昭和23年に施行されたときよりも前から、
該当の場所を墓地として使用していた場合は、
「みなし墓地」として運用が可能な場合があります。

実際、過去造設させていただいたところでは、
無縁墓地のある場所や既存ある墓地と地続きにある土地
を自治体に事前に確認したうえで、墓地として開発した
事例がございます。

上記以外の場合、特に境内墓地がない場合は、
都道府県または市区町村に墓地の開発許可を申請する必要があります。

※ご自坊がどのような状況なのかわからない、という場合は
各自治体にご確認いただくか、弊社までご相談ください。

事前準備② 「周りの霊園の調査」

墓地の新規開発が可能であることが把握できましたら、
次は周辺の樹木葬霊園の調査を実施します。

調査する項目は、「造設場所の類型」「区画のタイプ」「価格」です。

・造設場所の類型
周辺の樹木葬の調査の項目の1つ目は、「造設する場所」です。

「造設する場所」に関しては、3つのタイプに分かれます。
1、都市型コンパクト樹木葬
都市圏の寺院などの墓地に、小さな規模で最大限区画数を造設するタイプで、
3平米の広さに20区画前後設置しているものもあります。

2、霊園内樹木葬
大規模な霊苑の一角を樹木葬として造設し、全国的に最も多いタイプです。
区画の種類が多いのも特徴のひとつです。

3、里山型樹木葬
山を切り開いたり、寺院の裏山などを大きな土地を使って埋葬を行うタイプです。
一番最初の「樹木葬」もこのタイプで、ところにより「自然葬」と呼んでいる場合もあります。

上記のどのパターンの樹木葬が多いのか、を把握していただき、
自坊ではどのタイプならできそうか、また他の樹木葬と差別化できるかを
検討するための調査となります。

・区画のタイプ
周辺の樹木葬の調査の項目の2つ目は、「区画のタイプ」、具体的には
「納骨をする場所がどのような形になっているのか」です。
こちらも大きく3つのタイプに分かれます。

1、プレート型
納骨する場所が箱のようになっており、その上にプレート(石板)を取り付けてふたをするタイプと
なっております。なお、納骨する箱のことを「カロート」と呼びます。
プレートに故人のお名前やイラストなどを彫ったりすることで墓標とするタイプです。

2、自然葬型
決められた区画に穴を掘り、直接その穴にお骨を埋葬するタイプです。
里山型の樹木葬や行政が運営する樹木葬に多いタイプです。

3、墓石・オブジェクト型
墓石もしくはオブジェクト(お地蔵さんなど)を上に置いて、その下に納骨するための箱が
あるタイプとなっております。一般の墓地のように、香炉や花立てが各区画に備えられていることが
特徴で、他のタイプに比べて1区画の単価が高価な場合が多いです。

樹木葬の「区画のタイプ」を調査したうえで、売れ行きが良いものを選ぶと、
成約数が増える傾向にあります。

・価格
周辺の樹木葬の調査の項目の3つ目は、「区画の価格」です。

特に調査すべきなのは、チラシや看板等に打ち出している「最低価格」
その樹木葬の中で一番高い「最高価格」です。

その二つを調査して、消費者の心理的な平均価格とも呼ばれる
「中心価格(=√(最低価格×最高価格))」を他の樹木葬について算出し、
自坊での樹木葬の中心価格が他の樹木葬より下回るように調整して、
区画の価格を決定していきます。

事前準備③ 「収支計画の作成」

周辺の樹木葬墓地も調査して、自坊でどのような樹木葬を作っていくか、を
決めましたら、次は「どのくらいの投資をして、どのくらいの収入を見込むか」
計画します。

弊社がお手伝いしてきた樹木葬では、「絶好調ならこのくらい、絶不調ならこのくらい」
を全部で5パターン想定して収支計画を組み立てております。そのくらい、重要です。

ご自坊で進められる際には、少なくとも「どれくらいの売上を目指すのか」
「どれくらい利益(売上から費用を差し引いて残る収支差額)を目指すのか」
を事前に計画を立てる必要があります。

今回は、「樹木葬を始める前に忘れてはいけない3つの事前準備」と題して、
下記の3つの事前準備について、まとめさせていただきました。

これから樹木葬を始めてみようとお考えの方にとって、
少しでも参考にしていただけますと幸いでございます。

【追加開催】10月開催予定の寺院様向けの樹木葬のはじめ方セミナーのご案内

8月開催の「【寺院・ご住職様向け】失敗しない永代供養墓地開発セミナー」がご好評のため、
10月にも日程を追加し、開催することが決定いたしました!

上記の調査の方法を、実際の事例紹介とともにお伝えいたします。
〇日程 
※各回それぞれ、同じ内容です。ご受講可能なお時間を1つ自由にお選びください。
10月1日(金)①10:00~12:00、②13:00~15:00、③16:00~18:00
10月05日(火)①10:00~12:00、②13:00~15:00、③16:00~18:00
10月15日(金)①10:00~12:00、②13:00~15:00、③16:00~18:00
10月27日(水)①10:00~12:00、②13:00~15:00、③16:00~18:00

お盆も終わり、一息のところで、今後の寺院経営についても
少し考えていきましょう!

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