船井総研の調査によると昨年、全国で樹木葬を展開しているのは約500拠点程度あると見込んでおります。メディアの追い風もありますが「跡継ぎがいない方」向けの商品である樹木葬は今後ますます増えていくのではないかと思います。
さて、そんな中で船井総研でも仏壇店様・墓石店様・葬儀社様を主な対象として
数々の樹木葬立ち上げをお手伝いさせて頂きました。
同じ「跡継ぎがいない方向け」の商品として納骨堂も過去にお手伝いさせて頂いた事もありますが、樹木葬のメリットは大きく3つあるかと思います。
①初期投資が200万~300万程度で可能である事
②営業利益60%以上の高収益モデルである事
③キャッシュフローの改善になる事
その他にも、購入される方の大半は生前客であるため、既存事業(仏壇・墓石・葬儀)の相乗効果も期待できます。実際にご支援先の仏壇店様では樹木葬をはじめてまだ1年が経っておりませんが、購入された約10%の方が仏壇の購入に繋がっております。
※納骨堂との一番の違いは投資額。
先ほども述べた通り、樹木葬は非常に高収益なビジネスモデルです。
ただ、基本「売り切り型モデル」であるため区画が埋まれば当然収益は止まります。
重要な事は、その生んだ利益をどこに使うのか?という事です。
例えば、売上3000万、営業利益1800万の結果を出したとしても
今年はキャッシュが残り経営的にも潤います。ただ、翌年はどうか?となると
拠点数を増やさない限り、継続的に収益を出す事は難しいと言えるでしょう。
そのため、行わないといけないことは、未来における事業に投資する事です。
仏壇店様・墓石店様では市場規模縮小に伴い、今後ますます事業は難しくなってくるかと思います。そのため、例えば葬儀事業への参入なども視野に入れるのも一つの手です。
葬儀社様で言えば、出店を行う資金として活用する手もあるでしょう。
そして次に大事な事はスピード感。
この先益々樹木葬における競合先も増加してくるかと思います。
実際、お付き合い先の企業様でも直近1年で競合先企業が2拠点出てくるなど現象が行っております。尚且つ、その競合先は自社よりも低価格の品揃えを用意しております。
対策も考える事ももちろん大事ですが、シンプルに重要な事はスピード感です。
先ほども記載通り、「売り切り型モデル」である事を前提に、拠点を構えたのであれば
1か月~2か月で売り切る。そして展開するのであれば一気に展開する。
という事が、一番リスクが少なくリターンも大きいです。
樹木葬を検討されている企業様がございましたら、是非そちらを意識してみてください。