いつも本メルマガをご拝読いただきありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の新井と申します。
今回は【檀家制度を考える】というテーマでお送りします。当然こちらのメールマガジンを読んでいただいているお寺様にも檀家制度は存在しているかと思います。
檀家制度は現在どのように運用されていますでしょうか?
「お寺のお手伝い含めてお寺を包括的にサポートいただいている」
「お寺の経営部分に携わっていただき、お寺の将来を一緒に考えるパートナーになっている」
といった理想形のお檀家様は少なくなっているかと思います。
むしろ、
「檀家とは名ばかりで、お葬式も頼まれないこともある」
「連絡が取れていない方ばかりで、お墓のある方の墓じまいも増えている」
という状況ではないでしょうか?
そんな状況を打破するポイントを2つ紹介します。
一つ目のポイントは檀家制度の明確化です。
100ヶ寺以上のお寺様と出会う中で自坊の檀家制度について詳しく説明できる方はなかなかいらっしゃいません。
もちろん、料金についてや葬儀の際のお布施、法要のお布施などについて決めている方はいらっしゃいますが、下記のようなポイントはいかがでしょうか?
☐檀家制度の特典についてお檀家様たちに告知している
☐檀家制度に加入している方への独自のイベントがある
☐檀家制度にも段差がある(よく来てくれる方・お墓のみお持ちのかたなど)
一度上記について確認した際に、一つでも抜けている方は、
お檀家様とのつながりが希薄になっている可能性があります。
二つ目のポイントは檀家制度の打ち出しです。
檀家制度の詳細を明示していらっしゃいますでしょうか?
入檀条件、費用、葬儀や法要の決まりなどです。
一般的な葬儀社や互助会でも会員制度を敷いているところは多くありますが、当然HP上での打ち出しや、チラシなどで打ち出しを行っています。
では彼らと同じようにチラシを打って集客すればいいのかといえばそれは難しいかと思います。
ただ少なからずお葬儀を頼んでくれた方、お参りに来てくれている方、関係者の方には案内ができるように準備をしておくことが大切です。
もちろん下記のようなお考えもあると思います。
「そもそも檀家制度と会員制度は別物だ」
「檀家に今入っている方にも明示していないようなことを明示なんてできない」
ただ以前までの檀家制度であれば「後継者への継承」が前提とされていたので問題ありませんが、
現代においてはお寺のお墓を継承していく、檀家を継承していく、といったことも難しくなっているのではないでしょうか?
とある霊園では年間に50件の墓じまいが発生し、そのたびに檀家様が減っていく、というお話もあります。
こちら2点の打破のポイントを抑えて、ぜひお寺の活性化のヒントとしていただけましたら幸いです。
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檀家制度の見直しや檀家を増やしていくための施策、これから行っていきたい寺業のアイデアなど、
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