お寺が中核になるからこそできるまちづくり｜”ごちゃまぜ”がテーマの地方創生【社会福祉法人 佛子園様のご紹介】

いつも本メルマガをご拝読いただきありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の野町と申します。

突然ではありますが、皆様は石川県の社会福祉法人 佛子園という企業をご存じでしょうか？過去にカンブリア宮殿などメディアにも多く取り上げられているので、すでにご存知のかたもいらっしゃるかと思いますが、簡単にご紹介させて頂ければと思います。

佛子園様はお寺を母体しながらも、事業の方は社会福祉事業を柱としつつ、「ごちゃまぜ」をコンセプトに事業展開をされております。飲食・温泉・フィットネス等の事業をつうじて、地域の老若男女、障害の有無にかかわらず、ごちゃ混ぜで楽しく暮らせるまちづくりを進めているのが特徴です。

また、年間約40万人もの方が訪れる場所でもあります。
そんな、佛子園様に先日視察をさせて頂きました。

原点は、住職が孤児を引き取って育てるなど、子どもたちの生活支援を行っていたこと。

今では、数多くの事業展開をされている佛子園様ですが、原点としては現佛子園　理事長の雄谷良成氏の祖父が白山市にある寺院、行善寺（ぎょうぜんじ）の住職で、戦後、戦災孤児や居場所のない知的障害児を引き取り、育てていたとのこと。そして1960年、佛子園を設立、知的障害児入所施設の運営を始めたました。翌1961年に生まれた雄谷氏は、小学生のころまで障害児たちと一緒に寝起きし、「ごちゃまぜ」の環境で育ったとのことです。

地域住民、障がい者、大学生などが「ごちゃまぜ」で住むシェア金沢とB’s行善寺

視察先としてまずはシェア金沢にご訪問をさせて頂きました。

1100坪の広大な敷地内に「障がい者施設」「児童養護施設」「ケア付高齢者住宅」「温泉」「レストラン」などの様々な施設が混在している場所となっております。

地域の方は無料で温泉を入浴することができ、食事処などでは障がい者の方が働いていらっしゃいます。

この街づくりのコンセプトは「ごちゃ混ぜ」。「ごちゃ混ぜ」の意味は、あらゆる人が分け隔てなくふれ合う環境が備えられているということであります。

また施設内にはドッグランやアルパカ牧場なども存在します。

先ほども述べたとおり、このような施設が「ごちゃまぜ」となり、今ではそこで住む方だけではなく、地域の方も訪れるような場所となっております。

次に視察させて頂きましたのは、「B’s行善寺」

こちらはシェア金沢から車で30分ほどの白山市の佛子園本部となっております。

B’s行善寺には、天然温泉、食事処、高齢者デイサービスなど。地域密着型ウェルネス（スポーツジム）、温泉熱利用の屋内プール、小規模保育園、クリニック、花屋などが存在しています。この施設にはなんとひと月に数万人が訪れる施設となっております。

今回視察させて頂きましたのは2か所でございましたが、他の地域でも同じような「ごちゃまぜ」の街づくりを展開されております。

お寺は従来は、地域の誰もが自然に集まってくる場所。

今回、視察させていただきました佛子園様では、福祉を利用する人に限らず、近隣の方が特に理由もなく遊びに来られるような“お寺本来の姿”を体現されていることを感じました。

【お試し無料ご招待】8/22（火）開催｜経営戦略セミナー

8月22日（火）開催の「経営研究会 全国大会2023　第96回経営戦略セミナー｜寺院経営研究会分科会」では、
今回ご紹介した社会福祉法人 佛子園様に登壇いただき、「独自固有のお寺づくり三方よしのソーシャルイノベーションを実現する寺院」と題してご講演いただきます！

今回のコラムでご紹介した社会福祉事業だけではない、地域の他のお寺も巻き込んだ取り組みや、佛子園様の考える「これからお寺」についてもお話しいただきます。
数々の取り組みを行っている佛子園様のお話を聞けるこ知らの講演会ですが、
なんと、今回は無料お試しでご参加いただけます！（過去に寺院経営研究会へご参加いただいた方も対象です！）
※7月末までのお申込みとなっておりますのでお早めにご参加の登録をお願いいたします。

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開催概要
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日時：8月22日(火)　13:00~17:00
場所：ベルサール東京日本橋
〒103-6005 東京都中央区日本橋２丁目７−１
B2・4F・5F 東京日本橋タワー
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