メニュー
×

コンサルタントコラム

  • その他

【研究会無料ご招待】専門家連携で安心を提供するお寺づくりを

新年を迎え、早々に1か月が過ぎようとしております。新年早々、新型コロナが感染拡大のフェーズに入って、地域によってはすでにまん延防止特別措置が発出されているところがあり、大変なところもおありかと存じます。
少しでも早く、収束を祈るばかりでございます。

さて、本日は、「専門家連携」で”安心を提供”するお寺づくりを実現した事例をお届けいたします。

「専門家連携」で”安心を提供”するお寺に

今回は、「専門家連携」で地域住民や檀信徒さまに「安心を提供」するお寺づくりを実現した、鹿児島県鹿児島市の妙行寺(みょうぎょうじ)様をご紹介いたします。

妙行寺様では、地域の専門家と連携することで、下記のような取り組みを実践されております。

①葬儀社や士業、ファイナンシャルプランナーなど、終活関連の専門家とともに、檀信徒をはじめとした地域住民の「終活のお困りごと」をまとめてお引き受けする「終活よろず相談」を実践。

寺院側でお応えできる「終活」のお困りごとには、どうしても限界があったため、葬儀のことは葬儀社に、相続のことは士業に、といった形で、お困りごとを専門家にお渡ししあう体制を構築しております。

②医療・福祉・介護の専門家とつながり、地域住民の関心事のひとつともいえる「健康」に関する相談をお寺で引き受けられる場を提供。

妙行寺の住職さまが「寺院を地域のライフサポーターにしたい」という想いから立ち上がった事業で、健康や栄養の専門家をお寺にお呼びし、健康相談を実施する「まちの保健室・てらの保健室」の活動を実践されております。「寺院を地域住民の集まるイベント会場にする」取り組み、さらに一歩先を進んでいる事例です。

このような取り組みを実践することで、
・毎年約100世帯近く門徒さんが増加
・終活に関するご相談が絶えず、その中から新たにご先祖様やご家族のご納骨をお手伝いした件数が年間20件、費用をかけないお寺でのご葬儀の件数が年間25件と増加
といった成果につながってきております。

これらの取り組みをはじめるにあたって、どのようなことをしてきたのでしょうか?

お寺で作る「専門家と地域がつながる場」

妙行寺の住職、井上從昭様が、7年前に住職を継いで感じた危機感が「お寺と地域住民との間のつながりが薄まってきていること」でした。それは、住職様の体感として、ご法務の依頼数減少や地域住民がお寺にお参りに来なくなっていることにつながっていたとのことでした。

そのような中、ご自身の活動の中で、「専門家と地域住民がつながる場」を作ることで、上記のような成果につなげております。

2つの取り組み事例から、「専門家と地域住民がつながる場」についてご紹介いたします。

1.「葬儀」の専門家とつながる場

お寺と地域住民とのつながりが薄れていると感じて、まず取り組んだことは、「住職自ら異業種とかかわりを積極的に持つ」ことでした。

お寺に出入りする葬儀社さんとは、現在も終活フェアの開催や終活相談会の共催などをされておりますが、そのきっかけは、住職からのお声がけにあったそうです。

僧侶として、葬儀社さんとやりとりをしている中で、「自坊だけでは葬儀を含めた終活の悩みを解決できることはかなわない」と感じられ、逆に葬儀社さんに寺院の場を使った終活フェアの開催を持ち掛けられたそうです。以降、長期的なパートナーのひとつとして、関わり合いを持っているとのことでございます。
そのような取り組みを「チーム葬儀」として、いまは地域の葬儀社や寺院とも連携して続けております。

2.「医療」の専門家とつながる場

近年、寺院内で葬儀を行うことや納骨供養や炉前読経を対応する寺院様は増えておりますが、妙行寺様は、葬儀社との連携だけではないのが注目ポイントです。

他にはない取り組みとして、「医療者との連携」があります。
具体的には、前述した「まちの保健室・てらの保健室」の取り組み。

元々、住職がビハーラ活動に取り組まれていたこと、地域の老人クラブで開催していた健康講座の事務局をお寺で引き受けていたこともあり、医療・福祉の専門家とのつながりがありました。

さらにそのつながりを活かすために、誰でも医療の専門家に健康や栄養に関する悩み相談ができる取り組みを始めたのが「まちの保健室・てらの保健室」でした。

いまでは、開催1回に30名以上が集まる、地域の恒例イベントとなってきております。地域住民にとって関心の高い「健康」について、専門家と、お寺の僧侶に相談できることが、喜ばれているポイントとのことでございます。

今回のコラムでは、お寺と、葬儀社や士業、医療や福祉の「専門家」との連携を通して、地域住民が安心して生活できる「相談できる場」作りの形成について、事例をご紹介いたしました。

では、このような”場”を作るために、住職やお寺はどういう動きをしていけばよいのでしょうか?

この話は、2月に開催予定の寺院経営研究会にて、井上様より直接お話をお聞きすることができますので、まずはお試しでご参加をお申込みいただければと思います。お申し込みをお待ちしております。

2月14日(月)開催の寺院経営研究会2月度例会無料お試し参加のご案内

今回ご紹介いたしました、妙行寺様の取り組みについて、住職自らお話しをいただく機会をご用意いたしました。

◆葬儀社や士業の専門家などのつながりを作りたいが、どうすればよいか困っている
◆お寺にいろいろな専門家が組んでほしいと来るが、どう組めばよいのかわからず、困っている
◆地域とのつながりをもっと作りたいが、何が一番最適なのか知りたい

このようにお考えの住職様におすすめの講座となっております!

〇寺院経営研究会説明会 2月度 開催概要
日時:2月14日(月)10時~17時(受付開始:9:30~)
※申込期限:2月10日(木)
会場:オンライン開催
※新型コロナ感染拡大防止の観点から、オンライン開催とさせていただいております。

〇寺院経営研究会とは?
株式会社船井総合研究所の寺院経営研究会は「持続可能な寺院経営」を実現するために、
師と友を作り、学び、実行の成果を共有し、寺院の持続発展を目指すご住職様のための経営勉強会です。
寺院経営研究会では、全国の寺院のご住職様が2ヶ月に一度集まり、ご自坊での取り組みを共有したり、仲間である他寺院のご住職様や専門のコンサルタントに本音の悩みを相談できる機会を設けております。
今回の2月度例会は、「専門家との連携」をテーマに、ゲスト講師のご講演に加え、コンサルタントより「専門家連携」の事例を紹介・解説させていただき、ご自坊で取り組むところまでサポートする会となっております。

 

 

コンサルタントのコラムや全国の葬儀社の成功事例が毎週届く!
メールマガジンの登録はこちらから↓↓
メルマガ登録
  • 無料経営相談
  • 講演依頼に関して

  • 通話無料
  • スマートフォン・携帯電話からもご利用可能
  • 受付時間:平日9:45~17:30/土日祝・年末年始を除く
葬儀経営.comサービスメニュー

おすすめの記事一覧

執筆者一覧

年月のアーカイブ