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コンサルタントコラム

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【新着無料レポート】ご遺族様に寄り添う葬儀で地域一番へ!寺葬の取り組みレポートをお届けいたします!

去る7月25日に、寺院経営研究会 7月度例会特別視察セミナーがオンライン開催されました。

今回は研究会の特別編として、「地域人口6万人」「住職1名だけ」
・樹木葬を年間100件成約
・2021年現在の信徒数1,300件
・寺院主体で集客・受注する葬儀の件数が年間60件超
と「人が集まり」「檀信徒様にも喜ばれる」お寺づくりに成功した愛知県愛西市 大法寺様へのオンライン視察を開催いたしました。

前回に引き続き、本視察セミナーの開催レポートをお届けいたします。
今回は後編として「寺葬でご遺族様に寄り添うお寺、その仕組みに迫る!」と題して、当日の視察内容とともにお伝えいたします。

寺葬の取り組みについて

大法寺様は、自坊の施設を活用し、葬儀社と提携し、お寺が受注主となる形でのお葬式「寺葬」に以前より取り組まれており、取り組み約5年で、住職1人で対応しながら年間60件の施行をされております。

具体的な取り組みとしては、

〇集客:お寺が、檀信徒やお墓の購入者、または葬儀の施行をしたい方を集客
〇受注:直接ご遺族様からお寺側で受注
〇施行:読経や儀式の部分、施設の提供の部分はお寺で、その他の葬儀の施行に必要な部分(搬送など)は提携の葬儀社に依頼

という形で行っております。

これらの流れの中で「お寺がご遺族様に寄り添える」ポイントがあり、それが大法寺様の葬儀施行依頼件数の実績を上げられている理由となることが今回の視察でわかりました。
しかも、それは住職の人柄やお寺のブランドなどのような再現性の低いものではなく、仕組化することでどのようなお寺様も実現できることだったのです。

ご一報は必ずお寺に

まずご紹介したいポイントは「ご一報は必ずお寺に、第一印象を強く印象付ける枕経を大切にする」ことです。

大法寺様で、寺葬を依頼したい方からの葬儀に関するご一報は、”お寺のスタッフの携帯電話”に掛かるようになっております。しかもそれは24時間365日いつでも受電できるようにされております。

多くの寺院様でも「ご一報は必ずお寺へ」とお伝えされているかと思いますが、近年は葬儀社に連絡が行ってからお寺に連絡が来る、ということが増えてきているかと存じます。

そのような中でも、寺葬を依頼する場合は、「まずはお寺に」と必ず伝えており、特に大法寺でお墓を購入された方に向けては徹底的にお伝えしているそうです。(そのため、樹木葬の購入者は約8割の方が寺葬も依頼されるそうです)

ご一報は必ずお寺に来ることで、「安置と枕経が必ずセットにできる」という利点がございます。
なぜセットにすると”利点”といえるのか?

それは、僧侶がその場でご遺族様にお声がけができること、お寺や僧侶の役割を枕経に同席されている方に印象付けることができること、これら2点から、ご同席されているご家族様、ご親族様からの信頼を得られるため、葬儀の満足度が非常に高いそうです。

ご葬儀における、ご遺族様に寄り添った進め方

加えて、葬儀の内容も、ご遺族様の満足度を高める工夫がされております。

お寺主導で進めることにより、演出の仕方などもお寺が主導で進めることができます。

「故人様とご遺族様が対面しながらあげる葬儀」も特徴の一つです。
一般的には、祭壇の前にお棺を置いて葬儀をされることが多いと思いますが、大法寺様では、ご遺族様から見えるように、故人様のお棺を式場の中央に配置し、その周りにご遺族様と僧侶の席を設ける、というレイアウトを組んだ形となります。

(画像:)
これにより、ご遺族様と僧侶で故人様を見守りながらご葬儀を進めることができます。
こういった演出は、葬儀社からの読経のご依頼を受けた形では進めることが難しいです。こういった形で、お寺のやりたい形式での葬儀があげられることが、お寺主導での葬儀のメリットです。

ご遺族様のご希望の有無を確認の上、この演出を取り入れておりますが、ご遺族様にとっても丁寧に葬儀式をあげてもらえた、僧侶も遺族と寄り添ってもらえている、とご感想をいただいているそうです。
これらのような、ご遺族様に寄り添う「寺葬」の取り組みの結果、参列された家族・親族間での紹介・ご依頼も多く、さらに葬儀後の法事のご依頼される割合も非常に高く、寺葬による収入増の効果は大きくなっております。

このように、実際に視察したことで、多くの方が「大法寺の寺葬」をご依頼されるポイントが見えてまいりましたので、今回コラムとしてお届けいたしました。

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