2014年10月08日
船井総研に入社すると初めに言われることは、
「君たちは何も出来ないのだから、スーパーカスタマーになる訓練をしなさい」
と言われます。
スーパーカスタマーとは何かというと、
究極の一般消費者の目線を持てるようにしなさい、ということです。
例えば、こんな話がありました。
先日、ある葬儀社さんのホームページを作るために、
ホームページ製作会社と打合せをしておりました。
私が「今、反響のあるホームページのポイントは○○なので○○にしてください」
とお伝えすると、
その40代ぐらいの担当者の方は
「私はそうは思いません。私が一般消費者なら△△だと思います」とお話してきたのです。
これがよく陥りがちな、主観を軸にした一般消費者目線です。
「反響のあるホームページ」=「大多数の消費者から選ばれているホームページ」であり、
個人的な主観で物事を話しているのではありません。
当然、私たちはコンサルタントですので、
そのホームページがなぜ選ばれるのか、という
裏の裏まで把握しての提案をしているわけです。
そこに主観で話をしてしまう。
主観で話をしてしまえば、人それぞれ感性が違うので、
一つにまとまるわけがありません。
これが多くの会社の業績が伸びない落とし穴なのです。
成功しているという事実があればより多くの人が支持をしているという
客観的な判断ができるようになります。
つまり、スーパーカスタマーとは、成功している事例をたくさん見て、
なぜ成功しているかの奥の奥までを分析しルール化する消費者のことを表すのです。
この訓練を5年も続けると、
大体、何がはやって何がはやらないのかがわかるようになります。
是非、皆様も主観ではなく、スーパーカスタマーとしての目線を身につけ
色々な取り組みを行ってみてはいかがでしょうか?