S社様を始め、M社様、H社様でも出店を行っている事前相談室。
特にM社様では2店舗、M社様では3店舗と複数店舗の展開を行っています。
この相談室出店モデルというのは、様々なメリットがあるスタイルです。
一番のメリットは、やはりローコストであること。
ある程度の認知がある場所であれば、3ヶ月以内の投資回収が可能です。
さらに商圏拡大という意味合いがあります。
公営斎場がある地域では、もちろん有効ですが
自社会館しかない場所であっても商圏拡大に貢献します。
というのも、商圏とは店舗を中心に広がっていくためです。
右の図にある大きな円は、自社会館を中心とした商圏です。
そして左側に相談室の新たな商圏が加わります。
この大きな円からはみ出した白い円内の部分は、館だけでは獲得できなかったエリアです。
しかし、相談室を出店することで事前相談などの接点を作ることができます。
事前相談経由での受注であれば、
多少離れていても会館に来てもらえるという可能性が発生します。
特に家族葬であればなおさらその可能性は高いでしょう。
さらに人材育成という観点からも多くの活用ができます。
一つの館の主とすることは、責任感を作り、成長を促す場づくりとなります。
そして人数が増えてきた際には、
「人事異動」という面でも効果的になってきます。
船井総研でもそうですが、3年同じチームにいてなかなか活躍できない場合、
環境を変えるという選択をとります。つまりチーム移動です。
相談室はまさにそのチーム移動を行うことのできる有効な手段でもあります。
このように事前相談室というものの活用メリットは多くあります。
ただし、あくまで広告宣伝としての意味合いも強いため、
立地は慎重に選ぶ必要があります。
人通りが少ない場所であったり、
自社会館に近すぎる、遠すぎるという場所も適してはいません。
ですが、条件が会う立地が見つかれば、10万人都市以上では、
有効な手段のひとつとして考えられるエリア拡大の戦略と言えます。