2017年9月13日
こんにちは。エンディングビジネスコンサルティングチームの赤荻です。
先月号では「ネット広告の採算をあわせるには①」という内容で、自社でSEO対策を行う方法をお伝え致しました。ネット広告による1件あたりの施行獲得コストを落とすために、資料請求や事前相談見込み客が見る、検索結果を上位表示させていきましょうという内容です。
さて今号では「「ネット広告の採算をあわせるには②」と題し、もう一つのネット戦略であるリマーケティング広告についてお話したいと思います。
さてリマーケティング広告とは、一度ホームページを訪れた人だけに出すネット上の広告を指します。普段皆さんがネットを使用していると「この前見たホームページのところの広告ばかり出る」と思われる方もいらっしゃると思います(見たことがないようでしたら船井総研のサイトを幾つか見てみてください。笑)。それがリマーケティング広告です。リマーケティング広告は、一度サイトを見た人だけに広告を出せるため、自社サイトを指定すれば、見込み客だけに広告を出し続けることが出来ます。さらに追跡して広告を出す期間も指定できるため、1週間だけ後追いをするなどという使い方も可能です。
しかし間違ってはいけないのは、この広告のターゲットとする人です。受注を目的として広告を出すのはNGでございます。なぜなら、すぐに葬儀社を探す人たちに後追いを出しても、すぐ葬儀社を決めなければ行けない状況で他の広告を見ている余裕はないからです。したがって、この広告の相性が良いのは、「そのうち客」と言われる資料請求や事前相談、そしてまだ先の事として捉えている方々に向けて発信していくと相性が良くなります。その方たちは「葬儀社を調べてみたけど、相談しようかどうしようか悩んでいる」という状態にあるといえます。ですからその方向けに再度アプローチしていくことで「よし、せっっかくだから聞いてみよう」という行動に移させていくのが原則です。そのためにはまず自社サイトを事前相談と資料請求を訴求できるサイト設計にするのが大前提です。
さらにリマーケティング広告には2つの大きなメリットがあります。1つ目は通常のリスティング広告と異なり、クリック単価が安いということ。通常1000円ほどのクリック単価の葬儀社様でも、リマーケティング広告は100円や200円になったり、圧倒的にクリック獲得コストが落ちるのは題名の通り。さらに2つ目のメリットが看板効果を狙えるということです。画像広告としてひたすら見られるので、インターネットを利用している人にずっと見られる看板としても活躍してくれます。実際にリマーケティング広告(厳密にはそのうちの画像広告)のみを掲載した葬儀社さんでは、ネットからの依頼数が高まりました。
ぜひ、様々なネット戦略を自社流にアレンジして、チャレンジしてみてくださいね。