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コンサルタントレポート

2015年7月01日

2015年をどんな年にするか

【ブログ作者:
(2015年1月FAXバックナンバーコラムより)

皆様にとって2014年はどのような年だったでしょうか?

葬儀業界の全体的な傾向を見ると、新たな会館の新規オープンが
多かった年だったのではないでしょうか?
私がお付き合いしている葬儀社の中でも6社の葬儀社が新規出店を行いました。

また、自社エリアに競合他社が出てきたので、
「どうすればいいか?」という相談も多くありました。
この流れは2015年も続くと考えられます。

経営者の皆様は、出店を行いながら業績を上げていくのか、
競合他社が出店してきても業績を安定させるための戦略をとるのか、など、
自社がどのような戦略をとっていくのかを考える必要があります。

戦略を立てるうえで抑えておかなければならないのは、
新規オープンの流れは家族葬増加のスピードを加速させるということです。

元来、東京23区や横浜、大阪、名古屋などの都心部は
家族葬の割合が半数以上を占めましたが、
地方都市においてはそこまで多くありませんでした。
しかし、この家族葬ホールの出店ラッシュにより、
今まで以上に家族葬への意識が高まっていくことになります。

当然、新規式場オープンの場合、建設コストを抑えることによって
お客様への売値を抑えて提供することも可能となります。

つまり、家族葬が増加しお返し物の売上が下がるだけでなく、
基本プランの単価も低価格競争となっていく可能性が高いのです。
今までと同じやり方では通用しない可能性が高まってくるのです。

経営者である皆様が考えなければならないのは、
このような時代に、どう戦略的に舵取りを行っていくのか、ということです。

低単価になっても利益が上がるためには何をするべきなのか、
そもそも、自社の顧客を他社に奪われないようにするためには
何をしなければないのか、
自社も新たな出店を行う必要があるのか、など、
自社がどのようにこの激動の時代を駆け抜けるのかを考えながら
戦略をたてていく必要があります。

そのために、私がご支援先で行っていることが、
しっかり中長期の計画を立て行き当たりばったりの経営から脱却することです。

5年後●●を達成するために、2015年をどう過ごすのか、ということを
考えるようにすることで「2015年がどうなるのか」ではなく、
「2015年はこうする」と逆算しながら物事を考えられるようになります。
経営者の軸がぶれなくなり、目標にそって行動するようになれば、
その下で働いている方々も仕事に集中することができます。

是非、皆様も中長期計画を立て、
2015年をどうするかを描いてみてはいかがでしょうか?

そして、2015年が皆様の思い描いた通りの一年となることを願っております。2015年が皆様にとって最幸の年になりますように。

光田 卓司

ブログ更新日
2015年7月01日
ブログ作者

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