2015年3月07日
我々フューネラルビジネスチームが日々発信している
地縁型の葬儀社作りを進めていくと必然と来店者の数が増加していきます。
そんな中で、店舗や会館の店内(館内)販促を通した雰囲気作りは
非常に重要な要素となってきます。
しかし、業界にどっぷりの人ほど、「常識」を
自分の中に作ってしまいがちになるため、変化をつけにくくなります。
そこで、私のあるクライアント様では
「良い店(会館)作りプロジェクト」を実施しています。
このプロジェクトの責任者は20代の業界未経験の女性に担ってもらい、
下記の3つの項目を実施しています。
(1)販促物の掲示箇所のリストアップ
担当の女性社員と館内を一通り見回し、
①「どこに案内が掲示できそうか?」、
②「現在掲示している場所以外の掲示場所はないか?」、
③「どんな場所に案内があったら読みたいと思うか?」
の3つを投げかけながら、館内すべての場所に
POPを掲示できそうな場所をリストアップします。
(2)告知内容の決定とPOP作成
リストアップした場所別に何の告知をするのかを決め、適切な販促物を作成。
掲示物のサイズなどを中心に具体的な作業に落としていきます。
(3)館内アメニティの充実
トイレや親族控え室、エントランスやロビーを中心に館内のどういう場所に、
どんなアメニティがればうれしいのか、、
「臭い」が気になる場所はないかなどを確認し、アメニティの充実化を図っていく。
これらの項目を実施するのは、業界経験の浅い社員がもっとも適しています。
業界の常識ではなく、どんな店なら入りやすいか、どんな店なら過ごしやすいかを
第三者的に率直に指摘できるからです。
また、こういった店作りを行い満足度があがる方も、
館内の設備が良くなくいとクレームを言う方も
10人いれば8人は女性のお客様になります。
そのため、業界経験が浅い女性がもっとも担当に適しているのです。
たかが館内の販促物程度と思われる方もいらっしゃると思いますが、
特に接客や施行内容が変わったわけではなくても、
店作りをしっかり行い館内POPの設置やアメニティ類を充実させるだけで
お客様満足に変化が出るのです。
こういった成果は、実施した社員のやる気にもつながります。
業界未経験の女性のモチベーション向上と共に、
女性受けするよりよい店(会館)づくりが実施できるこのプロジェクトは非常におススメです。
皆様の会社でも、是非実施してみてください。