2016年8月31日
こんにちは。光田でございます。いよいよ、今年も終わりを迎えます。皆様、今年はどのような年だったでしょうか?「良い一年だった」という会社様もあれば、「中々、厳しい一年だった」という会社様もあったのではないでしょうか?
船井総研のご支援先の一年を振り返ってみると、今年は出店ラッシュでした。式場の新規出店でいえば実に10以上の式場が新たにオープンしました。またアフター活動を軸にした相談サロンのオープン、そして、M&Aのお仕事など様々なお手伝いをさせて頂いた一年でした。今までとは違った時流に突入する年になったなぁ、とヒシヒシと感じております。
2016年を予測するならば、この勢いがさらに増す一年となります。現段階でも来年に式場OPENを控えている私たちのご支援先は15社近くあります。さらに、この出店ラッシュとは別に、WEB戦略に力をいれ業績拡大を図っているご支援先もあります。また、人財(価値)による差別化を図るために、人財への投資を増やしていく計画をしているところもあります。このようなことから、2016年は地元密着を徹底して業績を上げることに加えて、「 将来を見据えて投資 」をすることが重要になることは明白です。
ライフサイクルが進み、成熟期から斜陽期、そして、安定期(衰退マーケット)に進むにつれて、どのような業界でも淘汰が進みます。今、葬儀業界は斜陽期に突入してきています。この淘汰の時代に勝ち残れるかどうかは、今この時点で、どれだけ新たなことに投資ができているかどうかです。「現在、儲かっているからそれでいい」という考えになってしまうと、5年後・10年後には会社自体が存続するかわからない状態になってしまいます。
皆様になじみが深い「仏壇業界」「墓石業界」などを想像していただければおわかりになるのではないでしょうか?景気の良い時代に正しい投資が出来ていた会社は現在も業績を伸ばしていますが、市場の8割近くの会社が業績を落とし、経営自体が危うくなってきています。(2017年の増税後、さらにこの傾向は顕著になってきます。)
だからこそ、葬儀社の経営者の皆様には2016年は何に投資するのかをしっかりと見極めていく年にしていただきたいと思っています。
新会館なのか、WEBなのか、人財確保・人財育成なのか。今までやっていたことは当たり前のように継続しながら、新たなチャレンジを行う、そんな一年にしてもらえれば、素敵な一年になるかと思います。2016年は、今まで以上に競争が激しくなりますが、先を見据えて地に足をつけながらも、確実に新たなステージへと昇華していく一年になることを祈念しております。今年も一年ありがとうございました!