2017年8月17日
こんにちは。エンディングビジネスコンサルティングチームの赤荻です。
今月号では「ネット広告の採算をあわせるには」という内容をお伝えしたいと思います。
紹介サイトの普及により、自社サイトでネット広告を出してもアクセスが増やすのが難しくなってきた葬儀業界。紹介サイトに登録したくないという葬儀社や、紹介手数料を広告宣伝費として捉え積極的に登録する葬儀社もいらっしゃいます。さらに自社で広告を出している葬儀社もございます。今回はこの自社で広告を出した場合にフォーカスしたお話をしたいと思います。
さて自社でネット広告を出した場合、一番問題になるのが1件あたりの獲得コストです。それは1件の受注を発生させるためにいくら使うのかということ。あるお付き合い先では月50万円を広告費として出しているのに、施行依頼が1件というところもございました。それでは全く利益が出ないため、ネット広告から撤退していきます。
ではネットから件数を獲得し、さらに採算もあわせるには何をすべきなのでしょうか。それはSEO対策とリマーケティング広告です。SEO対策とは検索したときに、その結果を上に表示させるための対策です。リマーケティング広告は一度ホームページを訪れた人だけに、別のサイトにて自社の広告を出すことができる広告です。SEO対策は、特に最近Googleが更新頻度や地域性を重要視する傾向にあるため、自社で行ってもある程度上位表示させることが出来ます。そのため、継続できれば大きな効果を生みやすくなっています。あるご支援先では地元の情報発信や各種イベント情報、お葬式の豆知識などを、競合を分析しながらキーワードを選定しながら更新し続けることで「葬儀+(地名)」検索すると1位に表示されるようになりました。その結果、月間1,500のアクセスから資料請求が月に15件ほど入ってくるようになりました。驚くことに、ここまで広告にお金をかけることなく増やしています。
自社でSEO対策を行うために重要な点は、①検索回数調査②競合分析③更新頻度 の3つにわかれます。①検索回数調査は、そもそもネットに力を入れるべきなのかという点を調べます。上位に表示しても検索する人が少なければ意味がありません。次に競合分析は、上位表示させるためにどんな内容の記事を書けば良いのかということを調査します。Google対策ならGoogleが上位に表示しているものには、それなりの理由があるはずなので1~5位程度の競合の記事内容を見ながらコンテンツを決めていきます。③更新頻度は少なくとも週に1回、できれば毎日。今ではGoogleの検索結果に最終更新日が入ってくるようになりました。この3つのポイントを抑えることで自社でもSEO対策ができるようになります。
次回はリマーケティング広告についてお伝えしますので乞うご期待ください。