2016年4月20日
こんにちは。
エンディングビジネスコンサルティングチームの赤荻です。
最近、お付き合い先の葬儀社様から
「ホームページを新しくしたいんだけど・・・」というお話をよくお伺いします。
またセミナーにお越しいただいたお客様からも
同様のお話をお伺いすることが増えてきました。
共通している内容はひとつ。
「お客様目線のホームページを作りたい」
ということです。
お客様目線である「いい葬儀社」は
問い合わせが多くなるのは言うまでもありません。
事前相談・資料請求・メール問い合わせをゴールとすると、
私たちのお付き合い先ではユーザーのうちの
0.5%から1%くらいがこのゴールに辿り着きます。
あるネットからの受注に力を入れていらっしゃる葬儀社様でも、
ゴールに辿り着くのは1%と少しくらいという話を聞いたことがあります。
では、「お客様目線のホームページ」は、どんな構成になっているのでしょうか?
それはPCのページとスマホサイトの構成をまったく別物にするということです。
お客様目線で、PCの場合の構成を考えてみましょう。
どんなときに葬儀社をPCで検索するのか?
それは自宅でまだ時間に余裕があるときです。
時間に余裕があるというのは、検討する時間が少なからずあるということです。
そういうときはお客様が葬儀社を探していたり、
ご家族様で検討していたりする可能性が極めて高いということがわかります。
要するに情報収集段階です。
つまり、この客層に対して施行の受注力を高めたホームページを作っても
問い合わせ率は下がるということが起きるのです。
実は受注できる葬儀社のホームページをPC版では作ってはいけないのです。
ではどんなPCのホームページを作ればいいのか。
それは「事前相談の問い合わせを増やせるホームページ」や
「資料請求をしてもらうホームページ」の構成が鍵になります。
以下の3つのポイントが訴求できているかをチェックしてみましょう。
①なぜ事前相談をすべきなのか
②事前相談をするとどういうことが起きるのか
③うちの事前相談はどういうことができるのか
この3つのポイントで事前相談への訴求力を強化することができます。
資料請求であれば、①何が資料に書いてあるのか ②資料請求の結果どうなるのか、
ということを伝える必要があります。
一方、スマートフォンでホームページを見るときはどういう状況でしょう?
それは病院でもしものときを迎え、病院側にリストを見せられて
今すぐに葬儀社を選ばないといけない、検討する時間すらない状況です。
つまり、スマホサイトこそが施行を受注するためのホームページに
なっていなければならないのです。
そのためには金額の明瞭化、式場の案内、他社との違いを見せなければなりません。
もっとも「式場が違う」「人が違う」ということは
お客様にはわからないため、注意が必要です。
どこの葬儀社も同じようなことを言っていると思われます。
低価格はもちろん大事ですが、さらに大切なのは
「コンセプト」と「それに対する取り組み」です。
コンセプトの具現化に行動レベルで努力していることで
「いい会社だと思ったから」と、お客様から選ばれることができます。
そこで初めて目に見える差別化ができるのです。
みなさまはお客様がその媒体(PCもしくはスマホ)を使用するタイミングを見極めて
ホームページを作れていらっしゃるでしょうか。
ぜひ一度、自社のホームページの構成を見なおしてみてください。