2016年8月31日
皆様
こんばんは。大道でございます。
いつもブログをご愛読いただきまして誠にありがとうございます。
本日は【有料会員制度のその先を考える】というタイトルでお話しさせていただきます。
先日、弊社主催の葬祭業向け経営研究会にとある優良住宅リフォーム会社の社長様に
ゲストとしてご講演いただきました。
テーマは葬儀業界で今旬の「アフター」について。
葬儀業界と同じように購買頻度が低く、単価が高い商売をしている同社では
20年も前から会員制度に力を入れ続けてきたといいます。
そして、リフォーム後のリピート率は、
一般2%に対して会員12%と大きく開きがあります。
このように、購買頻度が低く、単価の高い商材やサービスを扱っている事業者は
このリピート率というところにこだわっていかなければなりません。
実際、同社はただ会員登録をするだけではなく、
半年に一回の会費をいただくかわり、数十ものリフォームサービスや点検などが無料で
できるなどのサービスを付加して、お客様との接点を増やしています。
それが大きく会員様のリピート率につながっているわけです。
では、葬儀業界の会員制度はいかがでしょうか?
現在は、会員価格で葬儀の施行ができる。
たとえば、回忌の花や、提携店制度の付加など、それよりも進んでいる会員制度だとしても、
月会費や年会費などの料金を支払ってまで受けるような真の意味での有料会員制度を、運営で来ている葬儀社はなかなかないでしょう。
今回、同社の講演をお聞かせいただき、葬儀業界の会員制度も一歩先に行かないといけないと感じました。
ライフエンディングステージにおいて、高頻度でお客様と接せるかつ、
料金をお支払いただけるようなサービスを展開していかなければいけません。
株式会社船井総合研究所
エンディングビジネスコンサルティングチーム
経営コンサルタント 大道 賢作