2017年10月13日
こんにちは。船井総研の赤荻です。
前号と前々号では、リスティング広告の採算をあわせるということで、ネット上での1件あたりの獲得コストを下げるSEOとリマーケティング広告についてお伝え致しました。SEOで資料請求数を高め、そこからの施行件数を伸ばしていくことで、費用をかけず施行件数を伸ばすことが出来ます。それによってネット全体で見たときの1件あたりの獲得コストが落ちるようになるということです。リマーケティング広告は「後追い広告」と呼ばれるもので、1度サイトに訪れた人に再度広告を出しアクセス数を集める、通常のリスティングとは別枠の広告です。
さて本日は「 アクセス数に目を向ける 」という内容をお伝えしたいと思います。今まで主に「 問い合わせ率向上 」に関してのお話を多くさせていただきました。前回は上記でお伝えしたとおり「 1件あたりの獲得コスト 」でしたね。今回、アクセス数に関してお伝えしようと思ったのは、どこのお付き合い先を見ても、ネットの問い合わせ件数が多いところは、やはり「どこもアクセス数が多かった」からです。ちなみにリスティング広告が検索され、見られているかどうかは、問い合わせだけで見ると実は、反響率はあまり変わりません。問い合わせ内容はもちろん、もしものときの入電が多いのがリスティング広告、事前問い合わせが多いのが検索です。では皆様はNETで検索された方のどの程度の数がお問い合わせにつながるかはご存知でしょうか?
通常、逝去後の入電はアクセス数に対して約0.5%~1%、問い合わせも0.5%程度です。そうなるとリスティング広告の場合、パイは検索結果によって限られ、それを比較的高額の広告費で取り合うことになります。そうすると、1件あたりの獲得コストはますます高額になるという悪循環に陥ります。そこで、「 検索結果で上位表示させること 」が必要になるのです。ではどうやってそれをやるか?についてですが、実際に調べてみるのが一番です。同じキーワードで検索し、上位に表示されるページのコンテンツ、それこそが、「 Googleが上位表示させるページとして判断している内容 」なのです。その内容を一番充実させることができれば、結果として上位表示される可能性が高まります。つまり、検索結果として1ページ目に出て来るページのコンテンツを全て分析し、自社のページに反映させることができれば、かなり上位表示が期待できるページが出来上がります。上記のプロセスを実際に行い、私のお付き合い先では、「(地名) 葬儀」の検索結果で1番の掲載順位を取ることが出来ました。
もちろん上記は手法論の一部です。検索結果順位を伸ばし、アクセス数を増やすのは、実際の所、上記以上にまだまだ努力が必要です。しかし、一度上げることができれば、後は1日1回1時間程度ネットに時間を投資するだけでずっと残り続けます。時間はかかりますが大切な資産となるのです。