2013年10月23日更新
10月もそろそろ終わりに近づき、2013年もあと2ヶ月となります。
皆様は2014年の重点課題やその後の目標などは決まっていますでしょうか?
H社様では毎年年末に経営方針発表会を開催しています。
去年は社員様向けのみに開催した方針発表会でしたが、
今年は協力店様や銀行なども呼んでの開催となりました。
徐々に経営方針発表会を開催される企業様が増えています。
会社の来季の目標を伝えるだけならば、月一会議でも大丈夫です。
協力店様にも伝える必要もないかもしれません。
しかし、私は開催をおすすめしています。その効用とはなんでしょうか?
・会社を一体化する。(社長の想いを伝えられる)
・協力店様とも一体化する。
(協力店様にもその方向性を伝えることに意味がある)
・従業員のモチベーションを上げる。
(協力店様からの評価は高いことが多い。そのことで従業員さんは
褒められることもある。それがモチベーションアップにつながることもある)
・銀行さんに対しての評価を上げる。
(銀行さんは「業績の良い」会社はもちろんだが、
「安心できる」会社様も大切にする。
全てをオープンにすることは安心感アップにつながる)
など様々な良い点が考えられますが、私が考える一番の効用は
「実現可能性が高まる」ということです。
経営方針発表会では来季やもっと先の目標についての話をします。
そのため、当たり前のことではありますが、
開催するという時点で来季のことを真剣に考え抜きます。
さらに当日用の資料を作らなくてはなりません。
どのようにして表現すれば伝わりやすいのか。
作り方もそうですし、話す内容についてもとことん考えます。
その過程で、さらに来季の重点施策が頭に入り込みます。
そして当日を迎え、全員の前ではじめて発表します。
発表したからには後戻りはできません。
未来のことを語る場なので、100%正解というものはもちろんありません。
だからこそ、最後まで迷うこともあります。
しかし、そこで発表することで決意が固まるようになります。
方針発表の場は、これで行くと決めた社長の宣言の場です。
プロスポーツ選手でもよく「イメージトレーニング」というものが
あると思いますが、私は経営方針発表会はそれに近いと思っています。
未来のことを語る場を作ることで徹底的に未来を考えるようになる。
様々な確認作業も含めてです。その中で多くのことを考え、
イメージするのではないでしょうか。
そういった過程自体が実現可能性を大いに高め、
行動力アップにつながるのではないかと思います。