2016年8月10日更新
こんにちは。光田です。今年もあと一ヶ月となりました。あっという間でしたが、今年も多くのお仕事に携わらせていただきました。今年はM&Aや再生案件、異業種参入など今までのエンディング産業になかったようなお客様とのお仕事も多くございました。肌感覚で業界がソワソワしてきた感じがあります。12月4日は業界に携わる企業が上場するというニュースもあります。そんなエンディング業界ですが、来年はどんな一年になるのでしょうか?ということで、今回は、エンディング産業に携わる葬儀・仏壇・墓石店の2016年予測をしてみたいと思います。
葬儀業界
(1)?家族葬増。ただし、家族葬の単価幅が大きくなる
もうすでに家族葬が主流になっているエリアも多くありますが、更にエリアが拡大していく可能性が高くなってきます。ただし、家族葬=安いではなく、「家族葬がしたい」という客層が増えるため、単純に単価が安くなるとは言えない状態となります。つまり、家族葬の付加価値をどこに持っていくかで客層幅を広げることができるかどうかが明確に分かれてきます。
(2)?企業のM&Aが活発化する年となる
中小葬儀社でのM&Aも活発化してきます。負債の多い会社の経営難直面ということも起こる可能性があります。
(3)?互助会の戦略が変わる
中小の互助会が積立金に頼らなくてもキャッシュが回るように仕組みを変えていこうとシフトしていきます。(大手に関しては経営難になった互助会をM&Aをして更なる拡大していきます。)
仏壇・墓石業界
(1)?2017年の増税に向けての準備が活発化
増税前の駆け込み需要の獲得、増税後の売上悪化をみこした経営戦略を行っていく一年になります。
(2)?小さなお店の市場からの撤退。1番店へのお客様の集中
小さなお店が撤退し、1番店にお客様が集まるようになります。
などなど、色々なエンディングビジネスが変わっていくと考えられます。そんなお話を12月9日東京ビックサイトで開催されるエンディング産業展でお話させていただきますので、是非、皆様お越しください!
2016年8月05日更新
こんにちは。船井総研の光田です。まだまだ暑い日は続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?今年は10月、11月の土日に友引が多くありますので、イベントの企画を積極的に考えられている方も多いのではないでしょうか?
さて、本日のお話は、伸びる葬儀社・伸びない葬儀社の判断軸の違いについてです。
私のご支援先に以下のような葬儀社がございます。一年前、お付き合いを始めた当初、月8件~9件だった葬儀社が、先月7月には月24件を施行するまでに伸ばされました。この葬儀社は式場を持たず、公営斎場でのお葬式をメインに受けています。この1年間の間に行ったことは、事前相談サロンを出店したことのみ。それだけで、ここまで件数を伸ばす葬儀社は全国でも稀ではないでしょうか? しかし、この葬儀社が件数を伸ばせたのは「事前相談サロンを出店したから」だけではありません。他の会社が同じ立地に出店しても同じような結果が出たかと、聞かれると難しいのではないか、と思います。この葬儀社が伸ばした大きな要因は、経営者・スタッフさんの判断軸にあります。
多くの葬儀社でこんなことがあります。我々が「○○のマーケティング活動をしよう」と提案しても「あの地域では成功しても、地域性が違うから自分たちの地域には合わない」「自分たちにはできない」などと言って動かないことが多くあります。出来るか、出来ないか、を「自分たちが」という主語を中心に判断を行ってしまっています。こういった葬儀社は業績の伸び率が鈍いことが多いのです。私たち人間という生き物は、自分が過去に体験したことがあるかどうかで判断してしまう癖があります。今まで見たことのないコトに対してはどうしても否定的になってしまいます。気をつけなければなりません。
逆に先ほどの伸ばしている会社はどういった判断軸か。自分たちができるか、できないか、ではなく、お客様に喜んで頂けるか、頂けないか、で判断します。お客様が喜んでくれることであればGO。「できるか、できないか」ではなく、とりあえず「やってみる。やってみて、改善できる部分があれば改善する。それの繰り返しのスピードが異常に早いのです。毎月12回セミナーを開催したり、事前相談サロン内で人形供養祭を行ったり、相当な数のマーケティング活動を行っています。その結果が、今回の伸びに繋がったのです。
是非、皆様も業績を伸ばしたければ、できる、できない、という判断軸ではなく、本質を理解し何事にもチャレンジしてみる、そういった姿勢を貫いてみてください。
2016年7月11日更新
こんにちは。
準備力
イベントにしても、もちろん施行件数にしてもそうですが、やはり伸びている会社というのは、準備力が違います。
集客企画に関して言えば、企画段階から集客ツール作成、集客活動それらが何度もやり取りをして、良いものに仕上げたところがうまくいくわけです。
それは言われてみれば当たり前のことでしょう。
それでもなかなか実践できないのが現状です。
だからこそ、それができている会社が業績を伸ばすのですね。
準備力という観点でいえば、直近のイベントだけではなく、大きな観点での準備力も重要です。
例えば、現在は2016年7月ですが、今の段階で2017年の重点テーマが少しでも頭にあるでしょうか?
家族葬の浸透率、葬儀の規模感、ご安置ニーズの高まり、出店などなど、自分たちのエリアで起きていることはリアルにわかるはずです。
この先起りうるであろうことに対して、皆様はどんな取り組みをしているでしょうか?
私のご支援先では、今やるべきことと、来年以降のためのことを同時に進めるようにしています。
今すぐに成果につながらなくても、いざ波が来た時にすぐに業績につなげるための準備を“今”しています。
そういう活動をきちっとしてきた会社さんは、単年で170%とか、150%という業績の伸びを実現しています。
一方で、目の前ばかりのことを追い続けると、やはり業績に波ができてしまいます。
準備力を高めることは、業績を伸ばし続ける強い会社になるために必須の能力といえますね。
2015年2月10日更新
こんにちは。光田です。
今回は、最近、つくづく感じることを。
葬儀業界は地域性が強い業界です。
そのため他社の事例を聞いても、その商圏だから出来たのでしょ、
と「すなお」に話を聞くことができないことも多くあるかと思います。
しかし、それではもったいない。
私たちのご支援先では、3億円に届かなかった葬儀社が、
5億円を超え10億円を目指すなんてこともあります。
一方で、ずっと3億円だったけど、競合が自社エリアに進出してきて、
ジリ貧になり経営が苦しい、という葬儀社様も多くあります。
この違いは一体なんなのか、と考えたときに一つハッキリと言える事は、
経営者自身が「勉強好き」「すなお」「プラス発想」であるということではないかと思います。
何か他の商圏から常に取り入れることが出来ないか。
常にそう考える必要があるのです。
当然、地域性に会わないことを行えば、最初は後ろ指を指されるかもしれません。
しかし、逆を返せば、オンリーワンになれるチャンスなのです。
後ろ指を指しているのは誰でしょうか?
本当にお客様でしょうか?
競合他社。もしくは、自社。そして、自分自身ではないでしょうか。
業績を伸ばし続ける葬儀社、経営者は、自分の枠の中にないことを
常に、勉強しようとし、素直に取り入れ、プラスに発想することが出来ます。
これはどんな企業にでも共通して言えることです。
「老舗」という言葉がブランドとなるか、重荷となるか、
真剣に考えなければならない、そんな時期に葬儀業界も差し掛かっています。
新たなチャレンジを行っていきましょう。
2014年12月10日更新
船井総研の創業者である船井幸雄は
「成功する会社・経営者には3つの共通点がある」
という話をしておりました。
その成功の3条件とは
① 素直
② プラス発想
③ 勉強好き
であること。
経営者と話していると、すぐにこの3条件が備わっているかどうかがわかります。
経営のアドバイスをした際、伸びる会社の経営者は、
先ずは全てを素直に受け止めようとします。
そして、話の本質を汲み取りながら、自社ではどうやって活かそうか、と考えています。
まさにプラス発想。良い所を見て、どうすれば良くなるかを考えることができる。
最後に、勉強好きである、ということ。
本質をくみとり仮説を立て、実現するためには
どうすれば良いかを勉強しようと努力します。
これが出来ている葬儀社は間違いなく業績が上がります。
逆に、中々伸びない会社の共通点は、現状を打開したいはずなのに、
現状を肯定したがる傾向にあります。
「この地域はこうだ」「もう既にやっている」「うちの会社には無理」
この言葉が出てくる葬儀社は業績が上がりません。
経営者は会社の鏡です。
従業員の皆様も変化することを嫌い、
現状維持が良い、という雰囲気が漂っています。
逆もしかり。
経営者自身が成功の3条件を満たしていれば、
従業員さんも成功の3条件を持ち進化を楽しむ空気間が会社全体に漂います。
経営者自身が会社の空気を作っていることを意識し、
成功の3条件を身につけ進化し、この変化が激しい時代を乗り切っていきましょう!