葬儀社向けの外部セミナーに参加した際の出会いがきっかけです。そのセミナーで船井総研さんのコンサルタントが登壇されていました。セミナー後の会食でその方々と会話し、こんなにも葬儀社のことをわかっているコンサルタントがいるのか、と感動しました。
実際にその方は葬儀社の業務まで入りこみ、施行の準備やご遺体の搬送まで行っていたと話を聞き、マーケティングだけでなく、葬儀の在り方やお客様に寄り添ったところまで話をしてくれたのが印象的でした。
そこまで葬儀に入り込んだところへの知識や経験を持っている方が話す業界の内容は私の中にすっと入ってきました。
また特定の業界だけでなく、幅広い知識をもとにお話されるので、私にとっては新しく新鮮な学びが多くありました。
そこからすぐにプレミアムコンパクト葬経営研究会に入会し、支援を依頼させていただきました。
支援に入っていただいたことで、会社のすべてが変わりました。
何より、会社がまとまったと感じます。
船井総研さんで組織力診断を行っていただいたところ、その結果が全く良くない結果でした。
当時は業績も伸びており、数字面で困っているということは無かったのですが、中小企業から中堅企業になってきていることもあり社内体制でまだまだ追い付いていないところが多くありました。
そんな中従業員から言われたことが「今の業績は従業員の犠牲の上に成り立っている」と。
そのようなことが重なり、会社組織を作り変えていかなければならない、ということに気づきました。
ここからは船井総研さんとまずどこから手をつけていくべきか具体的に話を詰めていきました。
まず最初の取り組みは人事評価制度を作成したことです。「会社が大事にしていることは何か」について船井総研さんとずっと話をまとめていました。
当初はなぜそのような話をずっとしているのか、と感じたこともありましたが、次第に自分たちが大事にしていることを整理することができ、そこから生まれたのが「Memorial Group WAY」というWAY BOOKです。
「Memorial Group WAY」とはこれまでのめもりあるグループが大切にしてきたこと、これからも大切にしたいことをまとめた、めもりあるグループの方針です。
さらにそこから派生して「Memorial Group WAY Award」という表彰式ができ、徐々に会社がまとまっていきました。
今では全ての従業員が「Memorial Group WAY」をもとに行動をするようになり、会社が一丸となっていると感じます。
もしこのWayが無いまま進んでいると、従業員が判断に迷ったり、ここまで会社がまとまることは無かったと思います。
今取り組んでいることは大きく4つです。
Webマーケティング、新卒採用、人事部の立上げ、コンタクトセンターの立上げを行ってます。
直近だとコンタクトセンターが今秋立ち上げ予定です。
実は最近になって電話での失注が増えていることに気づき、電話対応の重要性を特に感じております。
従業員の電話対応を録音で聞き、「こんな対応をしてしまっていたのか」と愕然としました。
特にコロナ禍で電話での対応が重要視されている中でこれはすぐに対策をとらねばならないと感じ、コンタクトセンターを設置、電話対応の専任化で強化をしていきたいと思っております。
今後の目標として、「日本で最も愛に満ちた電話対応」を目指していきます。
船井総研さんの支援を受けて良かったと感じたことはたくさんありますが、なにより良かったことは従業員がすごく成長をしたことです。
たくさんの知識や、考え方をされる方と出会い、お話を聞き、議論を重ねる中で従業員も成長をしています。
通常の業務の中ではこのような成長のタイミングはなかなか無いのではないでしょうか?
従業員が成長することで会社もより良くなりますし、新しく入社してくれる方にとって魅力的な会社になります。
最近だとコンタクトセンターの打ち合わせが終わった後、従業員間で「すごくおもしろかった!」という声が上がっており、本当に支援を受けて良かったと感じています。
業界の専門的な内容や、時流の話が出てくる講座は理路整然としていて、とても分かりやすいですし、なるほどと感じることが多くあります。
それ以上に魅力的なのは会員同士で行う「情報交換会」ですね。
全国の葬儀社様が参考になる事例を包み隠さずお話いただけるので、本当に勉強になります。
そこで聞いた話はすぐに取り組んでみよう、と持って帰ることもたくさんあります。
また会員の皆さんが本当に魅力的で素敵な方ばかりなので、情報交換会はいつも楽しく、和気藹々としていて楽しいです。
我々は全国にいいお葬式を提供していきたいと考えています。
まだまだいいお葬式を提供することができていない地域があります。
そのようなエリアには我々の力でちゃんとお別れができる葬儀を提供していきたいと思っております。
そう思ったのも、従業員が実際に体験した話を聞いたからです。
その従業員は父親が亡くなって、地元で葬儀をしましたが、その葬儀があまりにもひどいものでした。
しかし親戚の方は「何をそんなに…葬儀はこういうものだから。地域の一番店で信頼できる葬儀社だから間違いない。」とおっしゃったそうです。
その地域の方はちゃんとした葬儀やお別れをまだ行ったことがないのです。
そのようなエリアには我々がきちんとお別れをできるようお手伝いをしていきたいと思っております。
また私たちがいいお葬式を提供するようになって、相乗効果で周囲の葬儀社が良いお葬式を行うようになっていくと良いな、と考えてます。
数多くのクライアント様に信頼いただき、お付き合いをさせていただいております。