2017年の葬祭業経営戦略セミナーのDMが目に留まり、参加したのがきっかけです。セミナーでは利益アップの秘訣を聞きました。当時業績が徐々に悪化していたこともあり是非お願いしたいと思いました。一度コンサルタントに来てもらってヒアリングしていただいたところ、それまで家族内でしか共有できていなかった悩みを初めて第三者に相談することが出来、自社の課題が明確になりました。課題が明確になったことで、次にやるべきステップも明らかになり、俄然興味が湧いてきました。
コンサルタントのヒアリングを通して、自社の強みと弱みがはっきり分かりました。当社の強みとしては、設備がきれいなこと。弱みは認知度が低かったことです。当時は広告宣伝を全く行っていなかったので、まずは認知度を高めていこうということで毎月のチラシ折込とお葬式の相談会を始めました。それまで月あたりの事前相談件数はほぼゼロ件だったのですが、初めての相談会では10組の来客がありました。今では当社が毎月相談会を行っていることが地域の方々にも浸透してきましたし、お客様に「またチラシが入っているのを見たよ」とお声かけいただくこともあります。
研究会に入って何よりも良かったことは、全国の葬儀社様と交流することができ、つながりが広がったことです。以前は葬儀社の方との交流はなかったので、全国にはこんなに明るい葬儀社さんがいるのか、こんなに成功している人がいるのか、と驚くばかりでした。入会した当初から懇親会などでは会員さんに親身になって相談に乗っていただきました。当社より一歩先を行く会社の経営者の方にアドバイスを頂くことで、考え方やスタンス面で大変勉強になり、視野が広がりました。
船井総研の提案をいったんすべて受け入れてやってみることです。広告宣伝に関してもそうですが、他にもアフターに注力したり、盛籠の内製化、プラン改善など、売上・利益に直結するアドバイスは全て実践しました。担当のコンサルタントは自分たちの考え方を理解して提案してくれるので、どんどん取り入れることで成長のスピードを格段に上げることができました。また、現場のスタッフも新しい提案や研究会から持ち帰ってきたことを進んで実行してくれるし、気づきや意見をどんどん発信してくれるのでとても感謝しています。
友の会会員様向けに定期的に葬儀の勉強会(友引塾)やパークゴルフ大会・手芸イベントなどを開催しお客様との接点を多く持つようにしています。また、会報誌に社員が自分の連載をもつなど、会社で働いている人の顔が見える情報を発信するように心がけています。お客様も担当のスタッフを名前で呼んでくださる方が多く、社員それぞれが会社の一員としてではなく、ひとりの個人としてお客様といい関係性を築けていると思います。
"今後は地域密着という姿勢を大切にし、葬儀を通してお客様を幸せにしていきたいと考えています。どうしても葬儀には悲しみがつきものではありますが、ご葬儀が終わった後、「河井さんにお願いして良かった」と思っていただける瞬間は心に少しの喜びと安堵の気持ちが芽生えていると思います。 同時に、売上・利益を上げていくことで地域の皆さまや自社のスタッフに貢献できることが増えると考えていますので、会社を大きく成長させていくことも志しています。この二つの姿勢を両立させ、幸せな世界を創り上げていくことが今後の大きな目標です。"
数多くのクライアント様に信頼いただき、お付き合いをさせていただいております。