船井総研とのお付き合いはセミナーからです。ちょうど今から6年前くらいですかね。そのときに参加したセミナーのテーマが家族葬でした。現在は常務という立場で会社の経営に携わらせていただいておりますが、当時は一般社員。純粋に成長したいという気持ちもあり、またその頃は周囲でも家族葬が増えてきており大手の競合が本拠地に出店してきた事もあって、今後の戦略をどうしていくのがよいかという事で社長を説得し参加しました。
その後、船井さんに相談させて頂いたのですが、生花の内製化などステージごとに行っていく取組が特に印象に残りました。会社をもっと成長させたいという気持ちがありましたが具体的に何をしたらよいかがわからず、競合の出店も相まって将来に不安を感じていた時に外部の方の客観的な意見を聞き、希望が持てるようになりました。結果、ご支援を依頼することに決めました。
具体的ではありませんが、”継続して成長できているところ”ですかね。(笑)
その中でも特に会社の組織が船井さんと付き合って大きく変わったと思います。昔は、何でもできるマルチプレイヤーが求めている傾向が強かったですけど、今はそうではありません。適材適所で個人の働き方や長所を活かさなければ経営はうまくいきません。事業規模にもよると思いますが、こういう形で仕組みを変えながら成長し続けられていることが大きな効果です。
会社の規模に応じた施策を行ってきました。まず最初にお付き合いし始めたときは、今までのチラシを変えたことです。当時の年間施行件数が350件くらいのときで、会館は5店舗ありました。船井さんとお付き合いする前は全エリアに価格を書いた同じチラシを折り込んでいました。それを競合状況なども考えて、エリア毎に訴求内容を変えました。今までは全ての店舗で件数を上げようとしていましたが、注力するエリア(会館)を絞りエリアマーケティングを実践していきました。
その後、3年前に年間施行件数が400件くらいになり組織の話を意識し始めました。ちょうどその頃新卒採用を行っていた事もあり経営理念とクレドの作成に着手しました。こういった理念やクレドを作成する際には、プレミアムコンパクト葬経営研究会の会員の方々からたくさんのアドバイスを頂きました。自社では初めての事で不安もありましたが、他社様ではすでに取り組まれている事だったので本当に助かりました。
将来的には、2年後に組織をエリア制にしていきたいと考えております。そのために今は店長候補を船井さんの人財育成の研修に参加させていただいたりしています。その他、月に数回エリアマネージャー候補の方々とミーティングを行っております。この会議ではエリアマネージャーの仕事の考え方や動き方などを中心に話しております。私自身、何でも自分で決めてしまう傾向にあるので、ここではできるだけ自分の意見は言わず、エリアマネージャー達自身で考えてもらうようにしています。来年は各エリアのマーケティング活動を取りんでもらおうと思っています。
当時、私が研究会が入った時は自分が一般社員でしたが、周りは取締役や社長さんばかりでした。だからこそ、経営者の悩みや思考の仕方など学ばせていただこうと思っておりました。特に未来の話をしている時、参加している社長さんたちは熱い方が多く、明確に「こんな会社にしていきたい!」という想いがすごく勉強になりましたし、ワクワクしました。だからこそ、研究会で学んだことや社長さん方の熱い想いを自社にどう落としこんでいくのか?という事は帰りの飛行機でいつも考えていました。例会に参加するからには、何かやらないといけないという気持ちが多くありました。目線の持ち方が変わりました。
2年後に組織を強化していく事です。5年後先には現状の年間施行件数540件を800件くらいまで伸ばしていきたいと思っています。そのためには、出店も必要ですが1会館あたりの稼働率を高めなければなりません。そしてそのためには、効率的に組織を回していくにもアフターや搬送の分業化をしていきたいと思っております。このように施行だけに頼った商売から、アフターなど、会館を使わなくても利益が出る事業をしっかりと行うことで1店舗あたりの損益分岐点を下げ高収益体質につながります。
また超長期的には葬儀とシナジーを生めるような別事業の参入なども検討をしていきたいと考えております。自社で働く社員たちが誇れるような会社にしていきたいと考えております。
数多くのクライアント様に信頼いただき、お付き合いをさせていただいております。