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コンサルタントレポート

2015年12月02日

理想論がなければ、会社の成長はない。

【ブログ作者:
(2015年5月FAXバックナンバーコラムより)

こんにちは。光田です。

皆様は「理想論」って必要だと思いますか?

私は経営をしていく上で、理想論がとても大事だと思っていますし、
また、理想論を積極的に知りにいった会社が業績を伸ばす、と考えております。

現在、月に20社以上の葬儀社様に訪問し、
経営のアドバイスをさせて頂いておりますが、
お付き合いが浅い葬儀社様で
「そんな理想論、うちの会社には無理です。」
とたまに言われることがあります。

例えば、
「5人担当者がいるなら平均月25件は施行しないといけないですよね。」
と私が言うと、
「えっそれは無理です。今、月15件でも皆休みも取れずやっているのに。」
という話になります。

しかし、決して、私は机上の空論をいっているのではありません。
あくまでも「事例」に基づいた「理想論」をいっているのです。

私のご支援先では「担当者4名で年間施行300件以上」を
実現している葬儀社もあります。
当然、利益率も社員の給与水準も高くなります。
今では休みの取れる体質も出来てきました。
アフターフォローのできる体制を作り上げつつあります。

実はこの「事例を知っているか知っていないか」が非常に大切なのです。

人間という生き物は現状の延長線上で物事を考えようとします。
「今の自分たちの会社には出来ない」と。

しかし、重要なのは
「なぜ、その理想論が実現する会社と、実現できない会社があるのか」
ということを考えること
です。

1人の担当者が3件しか担当を持っていないのに、
「忙しい。休みが取れない。」といっている葬儀社の共通点は、
サブや駐車場係などに担当のできるスタッフの手がとられていることが多いのです。

そして、少し件数が増えてくると、アップアップになり
「人を採用しなければ」、と言ってまた担当者となる人材を採用する。
そして、いつの間にか、固定費が上がってしまい
経営が上手く立ち行かなくなります。

業績を伸ばす会社は、サブや駐車場係はパートさんや外注に任せるようにし、
担当者はその空いた時間を担当業務+売上の上がる取組や
アフターフォローにいったりするようにしています。
そして、休みもしっかりととります。

つまり、現状の延長線上で、ものごとを考えてはいけないのです。

理想的な姿はどういった姿なのか。
そして、それを実現するためには
どのような「仕組み」にしなければならないのか。

良いところは残し、どちらでも良い部分は改善していく。
そして、お客様が喜び、会社は利益を上げ、
スタッフは給与が上がり、休みも取れるようになる。
そんな会社には、当然ですが優秀なスタッフが集まってきますよね。

どれだけ理想を追い求めることができるか。
正のスパイラルにはいるか、負のスパイラルに入るかの別れ道です。

光田 卓司

ブログ更新日
2015年12月02日
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