平素より大変お世話になっております。
株式会社船井総合研究所の寺院コンサルティングチームの嶋田と申します。
※過去弊社のセミナーにご参加された方及び弊社の社員とお名刺交換をされた方にお送りをしております。
株式会社船井総合研究所は、2020年に創業50周年を迎えました。それと同時に、より社会課題に挑戦するコンサルティングを目指して、全国の寺院様の「永続経営」をお手伝いするために、寺院コンサルティングと「寺院経営研究会」の立ち上げをする運びになりました。
〇寺院経営研究会については下記URLをご覧ください▽
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/068822
全国に寺院は約70,000か寺あると言われておりますが、一方で、今後20年で30,000か寺が地域の過疎化によって信徒となる人がいなくなる、のような地域のマクロな状況変化や寺院自体の後継ぎがいない、収支がやりくりできない、という寺院が直面する経営上の問題によって消滅すると言われております。
弊社では、寺院の消滅が「一法人組織体の消滅に過ぎない」とは考えておりません。むしろ、地域のつながりや人の心の”よりどころ”のひとつがなくなると考えております。
一例を挙げると、全世界的にも課題になっている「孤独」という社会課題。
その社会課題を解消できるのが地域のよりどころ、「場」だと思いますが、寺院が地域から消滅することはそういった社会課題の解決からも遠のく、と考えます。信仰の場であり、家族や親族とのつながりを得られる場、それが地域からなくなってしまう、ということだと考えます。
また、地域に目を向けると、人口減少、子育ての問題、貧困問題、教育格差問題など、多くの課題を抱えていることかと思います。
寺院の存在は、寺院と関わる人とともに、これらの課題に取り組めるプラットフォームの提供も担っていました。地域における「抜苦与楽」と考えるとイメージしやすいと思います。しかし、寺院が地域から消滅することで、地域の課題に取り組むことも難しくなります。
このように、寺院の消滅によるデメリットは、「一法人組織体の消滅」、に限らない、「社会課題」といえるのです。
「寺院の消滅」は日本の社会課題のひとつと言えます。そこで、弊社は「寺院の消滅」を取り組むべき社会課題の一つとしてとらえ、寺院向けのコンサルティングを提供させていただきます。
一方で、すでに地域課題の解消をしたい、とお考えになって、動かれている、または動こうと考えている志の高い住職様も多くいらっしゃるかと思います。
しかし、現実には、
「何かに取り組むには、人手が足りない」
「いまの寺院を立て直していくことに注力しないといけない」
「檀家の減少や収入減少を食い止めることが最優先だ」
という状況が多く、ご自坊で取り組みをするのは難しい、とお考えの方も多くいらっしゃるのではないかと思います。
上記のような「寺院の持続経営の障害となる課題」を解決し、より多くの人の「抜苦与楽」に貢献できる寺院を創り、末永く経営を持続できるようにすること。
地域にとって「存在価値の高い」寺院を作り、地域社会貢献のプラットフォーム化を目指すこと。
この2つを、弊社で寺院向けコンサルティングを始めるにあたって、理念として掲げます。
よりわかりやすくお伝えすると、
「寺院の消滅」を一つでも減らし、地域貢献ができる寺院のモデルを一つでも多く作る
ということに尽きるかと思います。
そのために、弊社では、「寺院の消滅」の社会課題に挑戦し、その先の地域の課題にも向き合える寺院を創り、日本の社会課題の解決を目指していきたい、と考えております。
今後とも、弊社寺院向けコンサルティングチームを何卒宜しくお願い致します。
なお、今後は本メルマガにて、定期的に寺院の持続経営のヒントとなる情報や、寺院に関連する情報提供を弊社の寺院専門のコンサルタントよりお届けいたします。今後とも、永くご拝読いただけますと幸いでございます。
次回のメルマガは、「船井流永続寺院経営」とはなにか?をテーマにさせていただく予定です。
また、2021年1月より、弊社では全国の寺院のご住職様向けに、寺院の収入増や価値向上を伴った寺院の持続経営の実現を目指すための勉強会コミュニティ、「寺院経営研究会」を立ち上げ、開催いたします。
本メールをお受け取りの方は、無料でご参加いただくことができますので、お気軽にお申込みいただければ幸いでございます。
〇寺院経営研究会説明会・初回例会のお知らせ
・日時:2021年1月27日(水)
・会場:オンライン(テレビ会議システムのZoomを使用いたします)
・ゲスト講師:浄土真宗本願寺派 慧證山正光寺住職 吉井直道様
吉井様は、龍谷大学大学院卒業後、住職をすぐに継職。「1000年続くお寺を作る」を理念に掲げ、「本業である法務の見直し」と「お寺を中心とした地域コミュニティの形成」で檀家(門徒)数を6年間維持、2年前に完成した永代合同納骨堂は、建造前に600件以上の事前申し込みを集めることに成功するなど、寺院の持続経営の実現に向けた先進的な取り組みで注目されている。
詳細やお申込みは下記のホームページをご覧ください。
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/068822
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