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業界人ブログ

2015年10月05日

葬儀業界の時流と儲かる葬儀社になるための「伸びしろ」

【ブログ作者:

一昔前は一つの葬儀社が提示するプランや内容を消費者は言われるまま了承し、葬儀を行っていました。
定価があって無いような業界がゆえ、葬儀社の提示する金額を比較対象する手段が乏しく、葬儀社の言い値によって同じ施行内容でも費用に大きくバラつきがあり、極めて不透明な業界の代表でした。

しかしインターネットの爆発的な普及により消費者は多くの葬儀社の中から自分にあった葬儀社を「選択」することが容易に出来るようになり、ここで初めて「葬儀費用のあり方」について様々な角度から議論するようになりました。

◎異業種からの参入で、ますます厳しくなる葬儀業界

インターネットで葬儀社やプラン、費用を簡単に比較することが出来るようになり、
消費者は葬儀費用の内訳が原価に比べかなり高い価格設定になっていることに気づき始めます。

そうすると消費者は少しでも安く施行してもらえる葬儀社探しに奔走し
必然的に価格競争に突入しました。

更に最近では、全国の葬儀を受け付け依頼者の住む都道府県の葬儀会社に仕事を振る葬儀社の紹介サイトが登場し、瞬く間に業界シェアを伸ばしています。

また、葬儀とは無関係の大手企業イオンが葬儀業界に参入してくるなど業界をめぐる環境はここ数年で瞬く間に変貌遂げていきました。

葬儀社や葬儀形態の選択肢が増えたことにより多くの葬儀社は生き残りをかけて極端な低価格路線へと舵を切っていきます。

顧客獲得のためにこの先、低価格競争がますます激しくなることが容易に想像できます。

◎葬儀業界にも影を落とす、少子高齢化

現代社会の問題である高齢者の孤独死や、少子化による核家族化、長寿になることで呼ぶ人もいないという理由で、身内でひっそりと行う「家族葬」が主流になり、昔の葬儀にくらべて規模がどんどん小さくなってきています。

また、「葬儀の準備、来客の応対といった煩わしさを避け、家族だけで故人とのお別れをしたい」という理由以外に、「費用が安く済む」ということで葬儀や通夜を行わずご遺体を直接荼毘(だび)に付す「直葬」が年々増えてきています。

都市部を中心に核家族が増え、菩提寺といった寺院との結びつきや親戚づきあいが薄れきている昨今、ますます直葬が増えることが考えられます。

◎売上改善 ~伸びしろを考えろ~

葬儀そのものが減ってきており、葬儀を行っても「家族葬」「直葬」などの小規模葬儀ばかりですと、どれだけ数をこなしたとしても売り上げにつなげることが困難になってきてしまいます。

特に互助会やJAをはじめとする大手の葬儀業者がライバルとなる個人経営の葬儀業者は、業務が行き詰まってしまいます。

このまま低価格路線を突き進み、薄利多売でやっていくしかないのでしょうか?

実際、弊社が担当している葬儀社も家族葬・直葬が9割以上を占める葬儀社さんがありますが、業務が成り立たなくなっているかというと、そういうわけではありません。

簡単に言ってしまえば、低価格路線へシフトしている葬儀社さんの中でも、やり方次第で結局のところ儲かっているところは儲かっているんですね

では、儲かる葬儀社と、儲からない葬儀社。いったい何が違うんでしょう?

・葬儀を明瞭会計にするためにプランをパック化して
 「売りっぱなし」にしてませんか??
・低価格化路線は邪道だと言わんばかりに
 「昔ながらの葬儀」にこだわってませんか??
・喪主さんは高齢な方が多いから
 インターネットは「うちには合わない」と思い込んでいませんか??
・若い人の話や意見は聞かず
 「うちはこうだ」「こうやってきた」と決めつけていませんか??
・おもてなしやマナー、業界の歴史などの基本的な部分以外で
 「社員教育」をちゃんとやってますか??

上記項目で一つでも気になる、もしくは当てはまる内容がある、もしくは気になった葬儀社さんは、今からでもまだまだ儲かる「伸びしろ」持ってますよ!!

次回では、みなさんが持ってる「伸びしろ」についてお話します。

いや・・・
「次回まで待てないよ~」

って思ったそこのあなた。

こっそりお話させていただきますので、個別に弊社高山までご連絡ください。

髙山 雄嗣氏 髙山 雄嗣氏
株式会社ファインズ タブレット事業部 主任
1988年7月27日生まれ。新潟県生まれの27歳独身。
小学2年生から体操を始め大学3年生まで現役としてプレー。
得意種目は自慢のフィジカルを活かした豪快なつり輪の十字懸垂。
最高成績として高校3年生時に北信越ジュニア体操競技選手権大会北信越ブロック個人総合6位と見事な成績をおさめるものの、大学時代は手首の怪我に泣かされ大学4年時にはほぼ現役を引退。
その後、日本最大手の建築塗装会社にて塗装職人として就職。一般的に現場責任者の親方になるまで5年かかる世界と言われる中、持ち前の愛嬌とフィジカルを武器に、わずか1年で親方職を任され将来を嘱望される。職人時代の記録として1ヶ月で最高3棟の塗替えを行う離れ業を行うが、もともと営業職希望入社した経緯もあり、営業マンになる夢をかなえるべく退職を決意する。
「渋谷×IT」をキーワードに転職活動中に営業職を募集していたファインズと出会い2013年4月に入社。業務用のタブレットアプリ(商品名:TAB FORCE)の開発・販売に携わり現在に至る。
導入実績としてこれまで携わった葬儀社数は個人・法人を含め110社を超える。大手から個人事業主に至るまで幅広く案件を受け持ち、お客様満足度NO.1を誇るコンサルタントに急成長を遂げる。
今後は現在全社を挙げて進行中の日本最大手の葬儀社へもっか果敢にアプローチ中。
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